「10月12日に22.4%の最高視聴率を記録した『スカーレット』ですが、最近、徐々に“視聴者離れ”が進んでいるようです。第8週では20%を超えたのは月曜日だけ、その後はずっと19%台を維持していましたが、土曜日には何と17.9%まで落ちてしまいました。今までの最低視聴率は10月22日の13.9%でしたが、この日は『即位礼正殿の儀』のため、時間変更があったからでした。通常放送でこの数字は、朝ドラとしてはかなり危機的と言っていいかもしれません」(エンタメ誌記者)
ネット上には、
《何か地味過ぎてちっとも引かれない》
《垢抜けないよなぁ。陶芸家がモデルのせいかもしれないな》
《関西ローカル臭がプンプンする。関東人としては朝からキツイんだよね》
《登場人物に変なクセがあり過ぎて感情移入できない。朝ドラは爽やかさがあればいいのでは?》
など、厳しい意見が殺到している。
「女性主人公が力強く生きるという、朝ドラとしては王道の展開が、メイン視聴者である主婦層には好評ですが、一方、男性や若年層はすっかり飽きてしまったようですね。ヒロインの戸田恵梨香は、さすがに演技もうまく、まとまりがいいのですが、いかんせん“華”がありません。陶芸家という役どころも地味に映るようです。おそらく今後は、新たなキャストの登場などで時たま20%を記録しながらも、常時、18〜19%台を行き来する流れになるんじゃないでしょうか。大阪放送局制作ということで、芸人が多数出演しているのも、最近の吉本の不祥事などで敬遠される要因の1つになっているようです」(同・記者)
第8週では主人公の喜美子(戸田)が絵付けの練習を始めたが、その後、“たった2分”で3年が経過するという展開に、驚いた視聴者も多かったようだ。
《一気に数年飛ばすのやめてくれ。はしょり過ぎ》
《だったら今までにもいらないパートあったよね。そもそも無理に時代を追う必要なくね?》
《3年間はなーんもなかったんだろうな。だったら、もっと劇的な展開も用意してくれ》
などといった意見が上がっている。
ネット上には、視聴しなくなった理由として、《Superflyの主題歌・フレアの突然の始まり方がイヤ!》という超個人的な意見も見られるが、言い換えれば、そんな声が出るくらい、ドラマとしては破綻もなくまとまっているとも言える。
視聴者離れの一番の原因は、“まとまり過ぎていて、逆につまらない”ということなのかもしれない。