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【週刊テレビ時評】“切り札”芦田愛菜起用も実らず フジ「ビューティフルレイン」はかろうじて2ケタ台で終了

 先週も3つのドラマが最終回を迎えた。

 なかでも何かと注目を集めたのが、芦田愛菜&豊川悦司主演「ビューティフルレイン」(フジテレビ系列=日曜日午後9時〜9時54分)。

 この「ドラマチックサンデー」枠の前作は、「家族のうた」(オダギリジョー主演)。同ドラマは00年以降にプライム帯(午後7時〜11時)に放送された民放地上波(テレビ東京除く)の連続ドラマとしては、史上最低となる平均視聴率3.9%(以下、視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)という低さで、全11話予定のところ、全8話で打ち切りとなった。フジはいわくつきドラマの後継番組の主役に、「マルモのおきて」(フジテレビ系列)で好視聴率を獲った芦田を起用し、名誉挽回を期した。

 「ビューティフルレイン」は初回(7月1日)こそ12.9%をマークし、第3話(同15日)では13.0%を記録したが、結果的にこれが最高。ロンドン五輪開催中は、そのあおりを受けたかもしれぬが、ほとんどの週が1ケタ台。第11話(9月9日)、最終話(第12話=同16日)ともに9.6%に終わった。全12話の平均視聴率は10.1%と、かろうじて2ケタ台をキープするにとどまった。

 「家族のうた」に比べれば、まともな数字であるが、前々作(1月期)の「早海さんと呼ばれる日」(松下奈緒主演)の平均視聴率10.5%をも下回っており、芦田を使った成果が出たとはいいがたい結果となった。

 次に仲間由紀恵が主演を務めた、日本テレビ系列「ゴーストママ捜査線〜僕とママの不思議な100日」(土曜日午後9時〜)。仲間といえば、同局の「ごくせん」シリーズで高視聴率を挙げた実績がある。それだけに、同局の期待も高かった。

 しかし、初回(7月7日)こそ15.2%と上々だったが、第2話以降は一気に数字を落とし、最終話(第9話=9月15日)2時間スペシャルは11.1%にとどまった。最終話の視聴率は初回に次ぐ数字だったが、全9話の平均視聴率は10.9%で、同ドラマもなんとか2ケタ台を確保するのが精いっぱい。やはり、主演者の名前だけでは数字は獲れないという証明となった。

 AKIRA主演「GTO」(フジテレビ系列=火曜日午後10時〜)最終話(第11話=9月11日)は69分の拡大枠となったが、初回(7月3日)、第8話(8月21日)の15.1%に続く3番目となる14.3%をマーク。全11話の平均は13.2%となり、こちらは低調な夏ドラマのなかでは上々の数字となった。

 また、「2014 FIFA ワールドカップサッカー・アジア地区最終予選〜日本×イラク」(テレビ朝日系列=9月11日火曜日午後7時30分〜9時37分)は28.9%、瞬間最高は38.2%だった。この試合はNHK・BS1でも放送され、前半3.2%、後半4.0%で、BSでの視聴率を合せれば、30%を超えたことになる。

 その他、「ザ!鉄腕!DASH!!新たな夢の始まり…DASH島スペシャル」(日本テレビ系列=9月16日日曜日午後7時〜8時54分)が17.5%、「土曜プレミアム〜踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(フジテレビ系列=9月15日土曜日午後9時〜11時55分)は16.7%の好視聴率をゲットした。
(坂本太郎)

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