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同じ事務所のお笑い芸人夫婦はこんなにいた!

 よしもとクリエイティブ・エージェンシーには、同じ事務所内で、夫婦で笑いを生業にしている芸人が多い。夫婦漫才師の大将格といえば、なんといっても「宮川大助・花子」。副将格が、借金返済でネームバリューを高めた「かつみ・さゆり」あたりか。

 また、全国的な知名度は低いものの、関西では抜群の安定力を誇る吉本新喜劇の看板女優・未知やすえの夫も、芸人だ。ダウンタウンやハイヒールと同期で、吉本新喜劇の座長を務める内場勝則が、その人。おとなしい夫と、ヤクザさながらの河内弁でさんざんまくしたてたあと、ぶりっ子しながら「怖かったぁ〜(ハート)」と豹変する定番ギャグでおなじみの未知は、絵に描いたような“鬼嫁夫婦”だ。

 これらの例からもわかる通り、タレントの所属人数がズバ抜けて多いよしもとでは、 “社内恋愛”が多い。アコーディオンと針金アートという音曲芸で寄席に引っぱりダコの「おしどり」も、真の夫婦。マコは自由報道協会の理事も務め、原発を追及する芸人ジャーナリストという顔もあわせ持つ。

 若手芸人同士では、今春結成したばかりの「夫婦のじかん」。妻は、元「タカダ・コーポレーション」の大貫さん。夫は、3月に「トンファー」を解散した山西章博で、2人は昨年7月、10年の交際期間を経て結婚している。大貫さんはタカダ・コーポレーションを解散後、イラストレーターに転身していたが、今年4月から夫を相方にして、芸人生活を再スタートさせた。

 よしもと芸人同士のもっとも新しい夫婦といえば、椿鬼奴。夫は、8歳年下のトリオ芸人「グランジ」の大(旧芸名:佐藤大)。2人は長年友人関係だったが、14年あたりから鬼奴の家に大が入り浸り、酒とギャンブル好きという共通の趣味が高じてゴールイン。多忙な鬼奴と反して、借金を抱えていた大。わかりやすい格差婚だ。

 同じく格差婚だったが、最近になってその距離が縮まりつつあるのは、ワタナベエンターテインメント所属同士のおふたり。芦田愛菜や倖田來未のものまねでブレイクしたやしろ優と、「笑撃戦隊」の野村辰二。2人は7年の交際・同棲を経て、今年6月、『金曜ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)の本番中に野村がプロポーズして、夫婦になった。笑撃戦隊は、“先にツッコむ”ネタで『M-1グランプリ2015』で自己最高となる敗者復活戦に進出。今年2月には、お笑いコンテスト『ワタナベお笑いNo1決定戦』で優勝したため、公約通り結婚に踏みきった。

 ほかにも、太田プロダクションでは、赤プルと元「くらげライダー」の松丘慎吾が昨年、「チャイム」を結成。浅草漫才協会に加入している。同協会会員である「はまこ・テラこ」は、WAHAHA本舗所属。夫の浜田もり平は元「楽珍トリオ」。妻の寺田奈美江は「セクシー寄席」と並行して活動中。2人は現在、WAHAHAの舞台役者でもある。

 私生活も仕事も一緒のメオト。まさに空気のような存在なのか。

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