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オリックス岸田護、29日に引退セレモニー開催!最終登板へ

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BsSHOPのモニター

 オリックスは今季限りでの引退を表明した岸田護投手の引退セレモニーを、今季最終試合となる29日のソフトバンク戦(京セラドーム大阪)の試合後に開催すると発表した。

 既に京セラドーム内や、大阪メトロの駅などには『ファンも、選手も、みんな大好き、ありがとう、マモさん』と書かれたポスターが掲示されており、京セラドーム2階のオフィシャルグッズショップBsSHOPでは、岸田の特設コーナーが設けられ、モニターにはエンドレスで引退する岸田の映像が流されている。岸田のユニフォームやタオルなどを手に取るファンの姿も見られた。20日に行われた引退会見では「すっきりしています。悔いがないわけではないですが、やり切った気持ち。すごく優勝はしたかった。悔いはそこだけですね」と話していた岸田。「誇れるような数字はない」と言っていたが、先に引退した小松聖2軍投手コーチ、佐藤達也広報とともに、ファンにとっては今でも誇れる存在である。

 「マモさんにキレイな形で繋ぎたい」

 29日の先発は、昨年セットアッパーとして、岸田とともにブルペンに入り、岸田のことをとても尊敬している“神童”山本由伸が予定されている。由伸は規定投球回数をあと6回残しており、最低でも6回を7失点以内に抑えれば防御率のタイトルが舞い込んで来る。「キレイに」というのは最小失点かつ勝ってる場面でということ。岸田は今季1軍の出場がないが、ファームでは最近まで投げており、防御率も悪くない。チームは既に最下位が決定しているだけに、セーブシチュエーションの状態で最終回に登板すれば、今季初登板かつラスト登板でセーブがつく可能性もあるのだ。

 球団は当日、25,000枚のボードを観客に配布し、功労者である岸田のラスト登板を後押しするとのこと。相手は強敵のソフトバンクだが、この日は今季最後にして最大の意地をチームに見せてもらいたい。岸田に対する最大の恩返しはこれしかない。

(どら増田)

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