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【声優の履歴書】第31回 『ちびまる子ちゃん』さくらももこ役・TARAKO

 声のお仕事である『声優』。顔の見えない裏方のお仕事でありながら、近年はアイドルとの垣根がなくなって来ており、バラエティー番組や、歌番組などに出演することも珍しくなく、注目度が増している職業である。そんな人気声優をフィーチャーするこの連載。第31回目としてお届けするのはTARAKO。

 国民的TVアニメ『ちびまる子ちゃん』主人公・さくらももこ(まる子)役はあまりにも有名であり、同作は昨年の2012年2月12日の放送で累計放送回数1000回を達成し、名実共にTARAKOの代表作となっている。この主人公の抜擢理由には様々な逸話があり、本来は別の声優で内定していたのだが、原作者のさくらがTARAKOの声を聞いたところあまりにも自分と声が似ていた為、急遽推薦したという。ちなみにさくらとTARAKOはプライベートの交流もあり、TARAKOはTVアニメ『ちびまる子ちゃん』の脚本を何度か担当したこともある。

 声優としては、1981年に『うる星やつら』デビュー。元々は主人公・ラム役を受けており惜しくも落選したのだが、その特徴的な声から毎回脇役として(いわゆる「番組レギュラー」)起用されていた。一方でシンガーソングライターとしても活躍しており、アルバムを多数発売している。声優としてブレイクする前は、シンガーソングライターの肩書が目立っていた。他に顔出しの仕事も行っており、1990年に映画『釣りバカ日誌』に香織役で出演。銀幕でもあの特徴的な声を披露している。

 “TARAKO”という芸名は、学生時代にTVアニメ『サザエさん』の息子・フグ田タラオ(タラちゃん)のようなしゃべり方だったために友人から付けられたニックネームとのこと。これに「女の子」の「子」を付け、ローマ字表記にしたそうだ。余談だが、TARAKOは、タラコ自体も好物であるという。

 デビューして以来、少女の役やTVアニメ『NG騎士ラムネ&40』ヘビメタコ役などの元気なキャラクターが多かったが、近年ではTVアニメ『HUNTER×HUNTER(フジテレビ版)』センリツ役や、『NOIR』アルテナ役など謎めいた大人のキャラクターを演じており、作品のアクセントを担い、物語を盛り上げている。

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