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超スピード当選でも先行き不安なSPEED・今井絵理子氏

 10日に投開票が行われた参院選で、自民党から目玉候補の1人として比例代表で立候補した、ダンス・ボーカルグループ「SPEED」の今井絵理子氏が開票直後に超スピードで当選確実となり、各メディアが大々的に報じている。

 報道をまとめると、今井は午後8時9分にNHKが当確を報じると、その約10分後に長男の礼夢(らいむ)君と両親とともに都内の事務所に姿を見せた。

 今井は「お母さんが選挙に当選しますように」と礼夢君が書いた絵馬を手に、「福祉と子どもたちの支援から始めたい。具体的には待機児童と子どもたちの貧困です」と意気込み。初の選挙戦を勝利で飾り、「私の心の中には、ある音楽が流れています。SPEEDの『Starting Over』です。選挙戦は終わりましたが、これからが始まり。新たなスタートラインに立たせていただきます」と晴れやかな表情を見せたというのだが…。

 「もともと、所属事務所におうかがいを立てないうちに突っ走って出馬を表明。そのため、所属事務所は選挙戦にはまったく協力せず、SPEEDのメンバーも応援に駆けつけなかった。今井本人は、今後も音楽活動を並行させるつもりのようだが、真面目に議員活動をすればそんな時間はないはず。政治的にはまったく無知で、このままだと、6年間議員とし何もできないだろう」(永田町関係者)

 沖縄出身の今井。本来ならば、沖縄の米軍基地問題は避けられないはずだが、選挙中はその問題に関する発言はほとんどなし。

 毎回、選挙特番では候補者にズバズバ切り込むジャーナリストの池上彰氏とのやりとりがテレビ東京の選挙特番で中継。池上氏から基地問題について聞かれた今井は、「12歳からずっと東京ですから…これから勉強します」と回答。池上氏は「米軍基地問題については最低限認識した上で立候補されたものと思っていましたから…驚きました」とあきれ顔だった。

 議員として勉強することは山ほどありそうだ。

 

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