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森田健作知事、台風被害拡大時に公用車で別荘へ? 怒りの声集まる中、定例会見で釈明

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森田健作

 6日、週刊文春ONLINE(文藝春秋社)が、森田健作千葉県知事が県内に甚大な被害をもたらした台風15号の被害拡大時、対策を行わず芝山町の別荘を公用車で訪問していたと報じ、怒りの声が広がっている。

 週刊文春ONLINEによると、森田知事は台風15号の深刻な被害が表面化していた9月10日、県庁で災害対策本部が設置されたにもかかわらず、公用車で姿を消したのだという。

 千葉県側はこの件について、「知事が被災地を私的に見たいと考え、指示を受けた場所に送り届けた」「コンビニで知事降ろし、知事は自分の用意した車で千葉県富里市方面を視察して回った」と説明しているそう。

 しかし、『週刊文春ONLINE』によると、富里市の関係者で森田知事が被害を視察したという事実は把握しておらず、同知事の別荘がある芝山町では、住民が姿を目撃したという情報が寄せられていたのだという。

 さらに、公用車のETC記録や運転手の日誌、走行距離などを検証した結果、台風15号の被害が表面化している際に、公用車で自身の別荘を訪れた可能性が極めて高いと結論づけた。

 森田知事は台風15号の被害が深刻化していた9日、千葉県庁に登庁せず、停電など被害が発覚してしばらく経過した10日午前になってから、ようやく災害対策本部を設置。また、千葉県の職員を即座に被害を受けた自治体に派遣していなかったことも判明し、その対応に批判が集まっていた。

 さらに、森田知事は大規模停電からの復旧作業を行う東京電力社員に対し、「不眠不休での作業を強くお願いしたい」とパワハラとも取れる発言を行い、大炎上。そして、同18日の安倍晋三内閣総理大臣との会談後に開かれた囲み取材では、「混乱の中でいろいろな問題が出てきた。誰が悪い、これが悪いではない」などと責任逃れとも取れる発言を行い、批判されていた。

 それだけに、今回新たに発覚した「災害時、別荘に行っていた」ことが事実ならば、辞任は免れない事態になる。台風対応のまずさで、すでに求心力や人々の支持を失っていると見られる森田知事だけに、今回の報道が「トドメの一撃」になる可能性は高いと思われる。

 この報道を受け、森田知事は7日の定例会見で「公用車から私用車に乗り換えるために自宅に立ち寄った」と釈明したが、騒動はしばらく収まりそうにない。

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