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AKB48わさみん演歌進出は低迷する演歌の現状を覆すためだった!?

 人気アイドルグループAKB48のわさみんこと岩佐美咲が、この度ソロで、しかも演歌歌手としてデビューするとして注目を集めている。1月4日にクイーンズスクエア横浜にて行われた『長良グループ新春演歌まつり』告知イベントにて2月1日にリリースされる『無人駅』をひっさげて登場した彼女は、山川豊や氷川きよしら先輩歌手や、ファンの前でデビュー曲を初披露した。

 AKB48では3人目のソロデビューとなる岩佐美咲。AKBの中でも歌唱力が優れており、渡り廊下走り隊7の一員としても活躍しているのだが、選抜でセンターになったこと等がなかったため、今までなかなか注目される事がなかった。元々イベントなどでもこぶしの利いた演歌を披露していた彼女だけに、同じく秋元康がプロデュースしたおニャン子クラブより、演歌界に進出した城之内早苗に続けるか? と今後を期待されている。

 しかしなぜ今演歌なのか? テレビやCDなどの各種メディア離れが叫ばれている昨今、特に演歌界の衰退ぶりは激しく、紅白歌合戦でも演歌歌手の枠は年々減り続けている。演歌界としてももっと若い人にも興味を持ってもらい、どんどん間口を広げていきたいと何年も前から考えており、城之内早苗や、後年の氷川きよしらは新規ファンの獲得に成功した事例と言えた。近年ではなかなか新しい芽も育っておらず、ジェロや、さくらまやちゃん達も話題にはなったものの、新たなファンを多く得られているかと言えば必ずしもそうとは言えない。
 そこで、かつて城之内早苗を送り出した秋元康に再び白羽の矢が立ったのだと、業界内では噂されている。

 噂がどうあれ、実力のある若手に乏しい演歌界に、久々に出てきたアイドル演歌歌手となる岩佐美咲。彼女が演歌界の試金石となり得るかどうか、今後の動向に注目していきたいところだ。

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