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いわくつきの「怖い神社」ベスト3

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提供:週刊実話

★吉原神社(台東区千束)
 東京・千束の吉原神社は、その名の通り吉原にある。江戸時代に一大遊郭として知られた吉原で働く遊女たちを、慰める神社として知られていた。いまでも周辺にはたくさんのソープランドが並び、夜になるほど賑わう界隈だが、そんな吉原神社のそばに観音像が建っている一角がある。ここにはかつて、弁天池という池があった。

 時は1923年9月1日。東京中を焼け野原にした関東大震災は、ここ吉原も襲った。逃げ惑う遊女たち。しかし当時の吉原は、大きな堀に囲まれ、吉原大門という門だけが出入り口となっていた。苦界から脱出しようとする遊女たちを阻む、一種の牢獄だったのだ。その唯一の門は閉められ、火災の中、逃げ場を失った遊女たちは次々に弁天池に飛び込んだのだ。その池で溺れる者、背を焼く火勢に晒される者……阿鼻叫喚の地獄の中で、490人もの遊女が命を落とした。親に売られて夜の道に入り、つらい仕事に身をやつした末の悲劇だった。いまでも当時の遊郭が寄進した慰霊碑などが佇む。そして東京屈指の心霊スポットともなっている。弁天池はもう埋め立てられているが、うち一部だけが鯉の泳ぐ小さな池として残されており、暗い水底を覗かせている。

★貴船神社(京都府左京区)
 京都でもとくに有名な神社で、1600年以上にわたる歴史を持つとされる古社だ。全国に450ほどある貴船神社の総本社でもある。そんな貴船神社の敷地のずっと奥、700メートルほど入った深い山林の中には、奥宮が佇んでいる。この木々をよく見てみれば、不自然に開いた、いくつもの小さな穴があることがわかる。これらは釘を打ち込んだ跡なのである。

 貴船神社は、かの「丑の刻参り」の舞台として選ばれることが多かったという。憎い相手の髪の毛や爪などを潜ませた藁人形を、五寸釘で神社にあるご神木に打ちつけ、呪いにかけるというものだ。丑の刻(午前1〜3時)に決行されることから丑の刻参りと呼ばれるこの呪殺法のメッカとして、貴船神社は江戸時代、有名になっていたのだ。現在でも時おり、思いつめた顔をした者が、ひそかに藁人形と五寸釘を持って訪れることがあるとか……。

★淡嶋神社(和歌山市加太)
 和歌山県にある淡嶋神社は、女性を守ってくれるご利益があるといわれている。全国におよそ1000ほどある淡嶋神社の総本社だ。祀られている神の一柱に淡嶋さまがいるが、こちらは女性神で、婦人病に悩んでいたという。その伝説がもとで、婦人病快癒、安産や子宝など女性のための神社となっていった。

 そして、本文でも紹介した「雛流し」の儀式が、いまでも行なわれている数少ない神社でもある。無数の人形が船に積まれて沖合いに流されていく様子は、太古の昔の姿を連想させ、幻想的でもあり、恐ろしげでもある。この行事がもとになって、人形供養も行なわれている。境内にはさまざまな人形がびっしりと並べられ、実に不気味だ。その中には、髪が伸びるという日本人形も混じっているのだとか。和歌山でも知られた心霊スポットともなっているのだ。

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