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あの昭和の破天荒スターはもっとすごかった? 沢尻エリカと共通点も

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沢尻エリカ

 昨年11月に起こった、女優の沢尻エリカが合成麻薬MDMAを所持していたとして逮捕された事件は世間に衝撃を与えた。沢尻が長年にわたって複数の薬物を常用している“ジャンキー”ぶりも報道された。さらに沢尻は、薬物を身体検査でも発見されにくいブラジャーの中に日常的に隠し持っていたとも報じられ、その手口を昭和の破天荒スターになぞらえる声が多く聞かれた。それが勝新太郎コカイン事件である。

 勝新太郎と言えばカツシンの愛称で知られ、『座頭市』『兵隊やくざ』シリーズなど数々の名作日本映画に出演し、公私ともに破天荒な生活を送ったことで知られる。事件が起きたのは1990年の1月である。お正月をハワイで過ごそうと訪れたホノルル国際空港で、下着の中にマリファナとコカインを入れていたとして現行犯逮捕される。逮捕後に行われた記者会見では「もうパンツを穿かないようにする」と話し、笑いを誘っていた。違法薬物は日本出国後に飛行機の中で受け取ったと主張し、入手先については最後まで口を割らなかった。ただ、実際は日本国内から持ち出されたようである。

 勝は現地で罰金刑を受けるが、約1年4か月にわたりハワイに滞在。帰国すると、日本でも麻薬及び向精神薬取締法違反容疑で逮捕され、懲役2年6か月執行猶予4年の有罪判決を受ける。裁判では勝が長年、違法薬物を常用していたとも指摘された。

 これに対する世間の反応はと言えば、「あのカツシンのことだから」と大目に見てもらえていたというのが実情だった。これは沢尻エリカのキャラクターを「そういう人だから」と容認し、早くも復帰を待望する声にも似ているようにも見える。芸能仕事のストレスやプレッシャーと折り合いをつけるように、違法薬物を常用していた点でも勝と沢尻は似ている。

 勝は1996年に下咽頭がんが発覚し、その記者会見で、医者から禁煙を言い渡されているにも関わらずタバコをふかすなどして記者たちを笑わせていた。そうしたサービス精神の持ち主ゆえに、コカイン事件もそれほど深刻なものと受け止められなかったのかもしれない。ただ、コンプライアンス意識が高まった現在ではそういうわけにはいくまい。沢尻はきっちりと罪を償う必要がありそうだ。

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