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愛知県犬山市土産! 『尾張犬山城で餅』

 今回紹介するお店は、愛知県犬山市にある犬山城の界隈で、創業慶応2年からの老舗・御菓子司『松栄本店』です。このお店は、昔ながらの趣ある落ち着いた雰囲気で、それだけに時間がゆっくりと感じ取ることができる店造りになっています。

 松栄本店のイチオシの名物と言えば、『尾張犬山城で餅』です。ネーミングが、ちょっと洒落ています。中身は、福井県のお土産『羽二重餅』に似ていますが、やわらかで、飾りや香りも加えず素材の持ち味を充分に生かし、甘さを控えめにした上品な味をした、シンプルな羽二重餅です。
 実際、試食してみた観光客に感想を尋ねると、「モッチリとして柔らかく、口に入れた瞬間ふわりと消えていってしまうような、まるで綿菓子を食べているようで、それが溶けていってしまう感覚に近かった」と教えてくれました。
 この羽二重餅に使用されている材料には、現在では甘納豆が使用されていますが、その昔に作られた時は、納豆を使用して製造されていたといいます。使われている材料を聞いて、驚きを隠せない方も多いようですが、購入された方々の評判も良く、リピーターも多いということです。お土産としても、贈り物としても、最高の一品ではないでしょうか。『尾張犬山城で餅』の定価は、1個40円、20個箱入り900円、30個箱入り1300円です。

 さらに『尾張犬山城で餅』には、下記のようなエピソードがあります。『尾張犬山城で餅』と犬山城(白帝城)との縁は深く、昭和43年3月、当時の皇太子殿下、同妃殿下(現在の天皇陛下、皇后陛下)が愛知県をご視察された際に、犬山城や明治村をご見学なされた時にたまたま目に入った『尾張犬山城で餅』をお買い上げされたという、由緒正しい歴史が存在します。
 「昔の、おもかげを今に、三万五千石の古城、白帝城の壁の白さを餅に」と、和菓子とその歴史にまつわる背景を感じながら戴くのもまたよろしいのではないでしょうか?

(長坂みさき ソーシャルエンタープライズ)

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