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キムタクの主演抜てきはあるのか? 大河ドラマとジャニーズの関係

 年内に解散することが発表されている国民的グループ、SMAP。NHK紅白歌合戦に出場するのか、また、解散後のメンバーにはどんな活躍の舞台が用意されているのかなど、すでにその後の展開に注目が集まっている。

 そんなSMAPメンバーで今後もこれまでと同様に俳優として活動を続けていくことに意欲的なのがキムタクこと木村拓哉だ。特に彼が狙っているのがNHK大河ドラマの主演であることは有名だ。

 ジャニーズタレントとNHK大河ドラマとの関係を振り返ると、まず最初に大河で主演を務めたのは少年隊の東山紀之である。1993年前半の放送された大河ドラマ「琉球の風」で、主演の啓泰(けいたい)を演じた。同ドラマは、16世紀末〜17世紀初頭、琉球王国が薩摩藩島津氏により支配されていく時代の人々を描いたもの。しかし、この大河は1年間ではなく、半年間のみの放送で、大河の歴史の中でもイレギュラーな放送であった。

 その後、キムタクと同じくSMAPの香取慎吾は「新選組!」で主演の近藤勇を担当した。同ドラマは三谷幸喜が脚本を担当。賛否両論のある大河であったものの、若年層を中心に歴史ファンを増やすことに貢献したとも言われている。近藤勇は口の中に拳を入れることができたと伝えられているが、同じことを香取にもできたことからの抜てきというウワサもある。

 「新選組!」の次の放送となった「義経」では、滝沢秀明が主役の源義経を演じた。滝沢はこの「義経」で、尾上菊之助(現在の七代目尾上菊五郎)が持っていた大河ドラマ単独主演の最年少記録を塗り替えた。事務所社長の“お気に入り”とも言われている滝沢だが、彼の俳優人生の大きな箔になったことは間違いない。

 V6の岡田准一は、「軍師官兵衛」で主役の黒田官兵衛を演じている。岡田のこれまでのキャラクターと晩年の黒田官兵衛はかなりギャップもあったものの、演じ切った岡田は、「俳優として一皮むけた」とも評価された。クランクアップでは、「こんなに仲が良くて1年間過ごせたことが誇りですし、大河史上1番仲が良いんじゃないかな。仲良く過ごせたことが幸せでした」とコメントをしていた。

 以上、NHK大河ドラマで主演を担当したジャニーズタレントは4人。果たして5人目にキムタクがその座を獲得することができるのか。解散騒動では、すっかり“裏切りモノ”のレッテルを貼られてしまったキムタクだけに、俳優としてのランクアップとしてだけでなく、自身のイメージアップにも、ぜひ挑戦したいと考えているはずだろう。

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