「犯人は動物だった!」のオチが付いたミステリアスな事件

社会 週刊実話 2018年10月12日 20時03分

 米ハワイ州の救急動物医療施設を“発信源”とする無言電話が、大勢の職員や住民に掛かり騒然となった。

ランチのさなかに9回の無言電話を受けた同施設のスタッフもいたため、入院中の患者に異変があったのかと食事もそこそこにUターンし、施設内で“犯人”の身柄を拘束した。

 何と犯人は電話のプッシュボタンの上をうろうろしていた緑色のヤモリだった。このスタッフは、ヤモリをつかむと、屋外に逃がしてこの騒動は終わった。かくしてこの一件はAP通信によって世界に拡散したのだった。

 このように動物のイタズラには、かわいらしいものから深刻なものまでいろいろある。かわいらしいものから紹介すると、自宅のサーバで障害が発生したが、犯人はペットとして飼われていたハムスター。オチは「プログラムミスをバグと呼ぶのだから、これからネット障害を“ハム”と呼ぼう」。

 次はおどろおどろしい“事件”で、勃発したのは2013年のこと。12年から兵庫県の加古川市や隣接する高砂市で、猫やハトの惨殺死体が相次いで発見された。まずは12年5月、加古川市の民家の軒下で、右耳からあごを鋭利な刃物のようなもので切られた猫の死骸が。以降、同市や高砂市で、頭部が切断されたり、腹部が切り裂かれたりした猫11体、キジバト2体の死骸が発見される。

 兵庫県警加古川署は、何者かが鋭利な刃物で殺害した可能性があるとみて専従捜査班をつくり、動物愛護法違反などの疑いで捜査を開始。子供に危害が加わることを未然に防ぐため、パトロールを行う事態にまで発展した。

 加古川署は不審人物の目撃情報はないと説明したものの、現場付近では怪しい人物を見たという声も出て、ネット上には「早く犯人見つけないと女子や子供の被害者が出るぞ」などの発言が躍った。

 ところが、ある獣医師が死骸を鑑定したところ、アライグマの鋭い犬歯でかまれると刃物で切られたようになるとの指摘が出て、同署は“アライグマの犯行”と断定し、専従捜査班も解散した。

 アライグマは北米産の「獰猛な動物」としても知られるが、全国的に野生化が進んでいる。作物への被害や錦鯉が食べられたり、乳牛の乳首が噛み切られたりする被害も発生しており、経済的な損失は大きいという。

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