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旧村上ファンド代表が日産を“標的宣言” 逆襲するゴーン被告と組む!?

 シンガポールを拠点にする旧村上ファンド代表の村上世彰氏(59)が、カルロス・ゴーン被告(65)の特別背任事件などで激震が収まらない日産自動車をターゲットにしているという。

 「4月1日に経営統合した出光興産と昭和シェル石油をめぐり、出光創業家と経営陣の橋渡しに一役買った村上氏はテレビ番組で日産自動車、ルノー問題に言及した。ゴーン被告に興味を持っていますからね。日産問題にどういう方法で介入してくるか注目されています」(経済ジャーナリスト)

 村上氏は1999年に通商産業省退官、M&Aコンサルティングを核とする『村上ファンド』を設立した。「物言う株主」として世間の注目を浴びたが、'06年にインサイダー情報をもとにニッポン放送の株を買い増した疑いで東京地検特捜部に逮捕・起訴され、'11年に有罪判決が確定した。

 「現在はマレーシアの経済特区で東京ドーム8個分の不動産開発を行っています。日本では'14年頃から株の投資を再開。長女の野村絢さんが代表を務める投資会社など、影響力ある会社を通じて株付け(会社の株式を購入し株主名簿に登録する業界用語)をしているんです」(兜町関係者)

 '15年、証券取引等監視委員会は、東証一部上場のアパレル大手『TSIホールディングス』の株売買について、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いがあるとして村上氏の自宅や絢さん宅に強制調査に入った。

 「調査を行ったが、告発は見送られた。その時に村上氏の弁護を引き受けたのが、ゴーン被告の代理人でもある弘中惇一郎氏だったんです」(司法関係者)

 村上氏は3月5日に放送された『ガイアの夜明け』(テレビ東京)に出演。番組終盤で日本とフランスが繰り広げる日産自動車&ルノー問題についてこう語った。

 「株主が無視されて内輪の問題になったり、政府の問題になっていることに違和感を覚える。誰が主導権を握るのか? それは株主が決めることだ」

 村上氏は「ゴーン氏に興味がある」と公言。“無罪請負人”弘中氏とのタッグは日産にとって不気味だ。

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