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渡辺会長が貝になってますます混迷深める横浜売却問題

 プロ野球・読売ジャイアンツの渡辺恒雄球団会長が一部夕刊紙報道で、横浜の球団売却問題に関する発言を「勘違いも甚だしい」と報道されたことに大激怒した。20日に都内で会食を終えて報道陣の前に姿を見せた渡辺会長は「○○○○(報道社)の記者はいるか! いたら出て来い! いるはずだろ!」と怒声を発した。

 渡辺会長は「あの記事はなんだ。俺の知っている情報をTBSに迷惑をかけない範囲でしゃべっていたんだ。井上君(TBS社長)にも迷惑をかけることは何もしゃべっていない!」と一気にまくし立てた。最後には「俺はもう一切しゃべらん! 絶対にしゃべらんからな!」と、今後は報道陣のぶら下がり取材に対応しないことを明言した。

 「ちょうど横浜ベイスターズを保有するTBSHD(ホールディングス)がDeNA(ディー・エヌ・エー)と球団売却交渉を進めているところに、京浜急行電鉄が中心となって複数企業の連合体が横浜買収に乗り出すという報道が出たばかり。取材陣はいままで『DeNAで決まりそうだ』と言っていた渡辺会長のコメントをひと言でも取ろうと待ちかまえていたときにあの激怒ですからねえ。がっくりくるとともに、これはもしかしたらDeNAとの交渉の雲行きが怪しくなったことにイラついての暴言だったのかな?という憶測も記者の間で流れたそうですよ」と話すのは某スポーツライター。

 横浜の売却先については、小出しにしながらも情報をもたらしていた渡辺会長だっただけに、“貝”になってしまっては情報が入ってこない。混迷を深める球団売却問題だが、まだ二転三転もありそうなだけに取材記者にとっては貴重な情報源がひとつ消えたといったところか。

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