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自分の“城”は築けなかった柴咲コウ

 8日にスタートしたNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の主演を務める女優の柴咲コウだが、所属事務所からの独立を断念していたことを、発売中の「週刊文春」(文芸春秋)が報じている。

 同誌によると、昨年春頃から、所属事務所からの独立を画策。歌手としても活動しているため、もっと自由に仕事をしたいと考えたようで、そこで節税目的で以前から持っていた個人事務所を本格的に稼働させようと、女優の江角マキコの個人事務所社長の男性にマネージメントを依頼したという。

 柴咲と同じ事務所では一昨年も中谷美紀が独立しており、柴咲も甘く考えていたようだが、昨年夏に4歳上の実業家との熱愛を一部スポーツ紙が報道。元の事務所は放置状態にしていたが、その後もいろいろなことが起こったため、結局、柴咲は事務所に戻り、“一国一城の主”になるのをあきらめてしまったというのだ。

 「特に歌手活動への情熱が強い柴咲は、音楽活動に力を入れたいため、女優業に力を入れさせようとする事務所とたびたび意見が対立することがあった。そこで、自分の“城”を持とうと考え独立を画策していた。しかし、本業の歌手たちでも音楽不況で大変なのに、女優業と掛け持ちで、おまけに、個人事務所となるとスキャンダル対策も含め対応できなくなり、所属事務所に頭を下げて独立を取りやめた」(芸能記者)

 8日に放送された「おんな城主 直虎」の初回視聴率は16.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。昨年の「真田丸」の19.9%を下回ったものの、15年の「花燃ゆ」の16.7%は上回った。

 「主人公として取り上げた人物がかなり微妙なだけに、視聴率については制作サイドがかなり神経をとがらせている。今後は、柴咲がいかにプロモーションに協力するかも視聴率アップのために必要不可欠」(同)

 独立問題も解決し、大河に打ち込めそうだ。

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