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土俵の女人禁制問題「たかだか100年200年の歴史」古市氏の発言に賛否 横野氏とも一触即発

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画像はイメージです

 社会学者の古市憲寿氏が、4月8日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ系)で相撲協会が伝統を重んじ、土俵上に女性を上げない姿勢を痛烈に批判した。ネット上では賛否両論が上がっている。

 番組では4月4日、京都府舞鶴市の大相撲春巡業で、多々見良三舞鶴市長が土俵上で突然倒れたニュースを紹介。医療関係者と思われる女性が介抱した際、行司が「女性の方は土俵から降りてください」とアナウンスし、猛批判を浴びたのは既報の通り。

 一連の問題に加え、現在は「土俵の女人禁制の是非」について意見が交わされている状況だ。意見を求められた古市憲寿氏は「そもそも人が死ぬかもしれない状況で、守る伝統はない」と指摘した。

 続けて「そもそも相撲が完全に『女性禁止』にしたのは、たかだか100年、200年の明治以降の歴史。昔から女相撲ってあるわけですから。最近の歴史を『伝統』と言い張り、不合理なことをしてる相撲協会ってなんなんだろうなって思うんです」と疑問を呈した。

 そして、「一民間企業で勝手に相撲を興行としてやってるならいい。(でも)公益財団法人として、税金とかのメリットや恩恵を受けていて。『国技ですよ』っていう体でやっている。そういう団体がいつまでも女性を極端に排除しているのは不思議」と、女性が土俵に上がることを禁じる相撲協会の「公益性」を問うた。

 古市氏は4月4日の『とくダネ!』(フジテレビ系)でも、

 「今回の映像(不適切アナウンスをしたもの)を見ても、男たちが集まっても何もできず、見るに見かねて女性が後から入ってきた感じ。女性の方も(女性が土俵に上がるのを禁じる相撲の伝統を)分かっていたと思う。これさえも禁止っていうことになると、相撲って相当時代遅れだ」と相撲協会の体質を厳しく批判。協会側の意見を持つことが多い横野レイコ氏と口論寸前になったこともある。どうやら彼の目には、相撲の伝統は「歪なもの」に見えているようだ。

 古市憲寿氏のコメントに、ネットの反応は分かれた。相撲ファンからは、

 「100年の伝統は十分すごい。軽視するのはいかがなものか」「救助活動中の女性に降りろと言ったのが問題なのであって、土俵の女人禁制をやめろという話とは別問題」「相撲の歴史を分かっていない。なぜ相撲が女人禁制になったのか学ぶべき。不合理と決めつけるのはどうかと思う」「100年200年伝統を守ることがどれだけ辛いがわかってない」

 と古市氏を批判した。一方で、

 「古市に賛成。相撲協会はおかしい」「公益財団法人という税金が優遇されている団体が女性を排除しているのはやっぱり良くない」「是非はともかく、古市の意見はぶれてない」

 などと、古市氏を肯定する声も多かった。

 「土俵上の女人禁制問題」の議論は尽きない。相撲協会は古市氏のような意見を持つ人に対し、「なぜ女性が上がってはいけないのか」を再度説明する必要があるだろう。

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