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阪神 藤浪晋太郎二軍落ちで早くも「今季飼い殺し」決定

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提供:週刊実話

 阪神タイガース・藤浪晋太郎投手(24)の行き先は二軍ではなく「地獄」だった――。3月12日、完全復活を目指す藤浪がオープン戦に先発登板した。藤浪にとって、開幕一軍の生き残りの掛かった“大切な試合”だったはずだが、順調だったのは2回まで。3回、先頭バッターに四球を与えると、そこから一気に崩れて4四死球1失点で降板となった。

 「エラーが絡んだので自責点は0。最終的に『4回1失点』と一見、数字だけ見れば好投となります。しかし、投じたのは71球。2暴投も記録しており、守る野手も集中力が途切れてしまいました」(在阪記者)

 失点につながったエラーも、藤浪に責任があるというわけだ。試合後、矢野燿大監督、福原忍投手コーチとの三者会談が行われ、藤浪自らが二軍での再出発を申し出たという。

 一部では「トレード再燃」、「本人のためにも」との声も出始めたが、実際はもっと複雑なことになりかねない。「オトナの都合」が交錯しているのだ。

 「今回の二軍調整は、基本的に藤浪が1人でやることになった。不振に陥った過去3年間は二軍首脳陣の誰かが付いて、面倒を見ていた。完全に1人で練習するという意味ではないが、練習メニュー、調整法は藤浪が決めることになり、矢野監督も『やってみろ』と決断した」(球界関係者)

 矢野監督は今春キャンプで全体練習の時間を減らし、自主性を重んじる練習プログラムに一新した。藤浪の「トコトンまでやってみたい」という発言は歓迎すべきものだが、これには否定的な意見も少なくない。

 「藤浪はキャンプ終盤、投球フォームをいきなりスリークオーターに変えました。昨秋キャンプからやってきたことを自分で全否定したわけです」(ベテラン記者)

 迷いがいきなりの投球フォーム一変に繋がった。

 「3月2日のソフトバンク戦は新フォームで臨み、無難に乗り切りました。でも、そう思ったのは本人と阪神だけ。中日は12日に行われた藤浪が先発する阪神戦に、すべて左打者で臨みました。シュート回転し、制御不能の藤浪の投球に右バッターは避けようがない。開幕前にケガをさせたくないから、シュート回転の被害を受けない左打者を並べたんです」(同)

 阪神内部の藤浪評も分かってきた。

 「個人的な見解で『環境を変えてやるべき』という要人もいる。実現しないのは、球団の汚名に繋がるから。ドラフト1位の甲子園優勝投手を一人前に育てられなかったとなれば、球団の育成が間違っていたことになり、今後のドラフトに影響が出る」(前出・関係者)

 だが、阪神は再生のプランを持ち合わせていない。

 1人だと考える時間がありすぎて、また迷ってしまう。二軍から抜け出せない、かといって、トレードにも出してやれない。要は“飼い殺し”ということだ。

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