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女子中高生2400人が被害 19の機器を使い分けトイレ盗撮を繰り返した塾経営者

 自ら経営する学習塾のいたる場所に隠しカメラを設置し、盗撮しまくっていた男が逮捕された。
 7月3日、千葉県警に児童買春・児童ポルノ禁止法違反(盗撮製造)の疑いで逮捕されたのは、同県野田市内で中学生、高校生が対象の塾を経営していた、池田和紀容疑者だ。
 「池田容疑者は10年ほど前からこの場所で塾を開いていたのですが、悪事が発覚したのは今年5月。女子生徒がトイレに設置された隠しカメラの存在に気がつき、塾関係者に相談したのです」(社会部記者)

 この関係者はすぐに警察に通報、捜査が開始されたのだが、調べによって仰天の事実が発覚した。
 「家宅捜索で塾内からは7個、さらに塾近くにある池田容疑者宅からは12個の隠しカメラが押収されたのです。しかも1種類ではなく、様々なタイプのものがあり、塾のトイレで発見された2個は置き時計型とペン型で、生徒が用を足す姿を捉えるように設置されていたのです」(夕刊紙記者)

 塾内ではトイレのほか、教室の生徒が座る椅子にキーホルダー型が、ロッカールームにはスピーカー型などが発見されたという。
 「さらに池田容疑者の自宅からは、フォトフレーム型、電球型、シークレットミラー型、火災報知器型、腕時計型、手帳型、ボタン型などのカメラが見つかっている。捜査員たちも『まるで見本市だ』と呆れ返るばかりだったそうです」(同)

 この塾は「成績急上昇の個別指導塾・1クラス6名までの超少人数個別指導」を謳い、進学塾としてはかなりの合格実績を上げていたとされ、「個別能力に応じて指導プログラムが組まれ、料金も妥当なものだった」(同塾関係者)と、いたってまともだった。

 そうした中、盗撮を繰り返していた池田容疑者は、取り調べに対し「女の子が用を足す姿が見たかった。その思いだけでやってしまった」と話しているというが、生徒を含め被害に遭った女性の数は膨大だ。
 「塾や自宅から、なんと約2400人分、3700本あまりの動画ファイルが見つかっており、6年近く盗撮を続けていたと見られる。今回の逮捕容疑は女子中高生2人への計11回にわたる盗撮ですが、あまりに悪質なため、県警は罰則の軽い、県迷惑防止条例違反ではなく、児童ポルノ禁止法を適用させたというのです」(前出・社会部記者)

 卑劣なコレクションだ。

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