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稲垣吾郎、ジャニーズ勢と来年の映画賞レースで“ガチンコ勝負”になる?

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稲垣吾郎

 3日まで開催された「第31回東京国際映画祭」の授賞式が2日、都内で行われ、コンペティション部門に出品されていた稲垣吾郎主演の「半世界」(阪本順治監督、来年2月公開)が観客賞を受賞した。

 各スポーツ紙などによると、稲垣は授賞式に出席せず。受賞について所属事務所を通じ、「この映画をご覧になった皆さんが気に入ってくださり大変うれしく思います。公開に向けて大きな励みになります。ありがとうございました」とコメントを寄せたという。

 「作品は40歳を目前に、人生の折り返し地点を迎えた男たちの葛藤と友情を描いたヒューマンドラマ。共演は長谷川博己、渋川清彦ら演技派ぞろいです。稲垣は劇中で、山中で備長炭を作る主人公を演じているが、チェーンソーで木を伐採したり、頭にタオルを巻きながらみかんを食べるなど新境地を開拓。そんな演技が観客から多大なる支持を受けての受賞だったと思われます」(映画業界関係者)

 同作は稲垣にとって移籍後、映画単独初主演作。14年開催の「第27回東京国際映画祭」では、同年公開の宮沢りえ主演の「紙の月」(吉田大八監督)が観客賞を受賞。同年度の諸映画祭で各賞を総なめにしていた。

 「当然、稲垣の映画も各賞の候補になりそう。来年は木村拓哉主演の『マスカレード・ホテル』などが公開を控えているので、賞レースでは古巣のジャニーズ勢との“ガチンコ勝負”になりそうです。とはいえ、ジャニーズ勢の作品は賞レースに絡むほど評価されることが少ないので稲垣の方が有利でしょう」(芸能記者)

 昨年9月に元SMAPの香取慎吾、草なぎ剛とともにジャニーズから独立した稲垣。独立からわずか1年ほどで役者としてしっかりと結果を出しただけに、映像作品のオファーが殺到しそうだ。

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