「時代」を彩った男と女・あの人は今 元女子水泳・岩崎恭子さん

スポーツ 2009年10月08日 15時00分

 「今まで生きてきた中で一番幸せです」
 1992年、バルセロナ五輪の競泳女子200メートル平泳ぎで金メダルを首にかけた岩崎恭子のこのコメントは、14歳と6日の少女の口をついて出た名言だった。

 静岡県沼津市の出身。沼津には千本浜という海岸地帯が広がり海水浴客で賑わっていた。また天皇家の御用地もあり、陛下が幼少の頃にはこの地で泳がれることもあった。さらに狩野川という河川は地元の子どもたちの水遊び場にもなっていた。
 これほど泳ぐことと、水に接することに恵まれた土地で岩崎はすくすくと泳ぎながら育った。本格的に水泳を始めたのは小学生の頃で、市営のプール施設を使ってから。メキメキと上達し、泳ぐたびに記録も早くなり注目を集め始めた。
 「日本の女子水泳は、1936年のベルリン五輪の前畑秀子さん以来で、これが女子水泳が現在まで続く盛り上がりのきっかけとなりました」(日本水泳連盟関係者)

 金メダルを獲得した後、地元の日大三島高校から日大に進学。文理学部心理学科を卒業した。
 先日他界した古橋広之進さんは、日大の後輩である同郷の岩崎の活躍がことのほか嬉しかったのか、「母校(日大)は木原光知子(故人)とか岩崎といった女子選手をポツンポツンと出すのはいいが、やはり伝統としてつながってほしい」と、話したことがあった。
 だが、岩崎はやがて水泳に限界を感じ、98年、20歳で競技から引退。米国のミッションビエホに海外指導研究生として留学。帰国後はその経験を生かし、スポーツコメンテーターとしてテレビなどで活躍した。
 現在は、日本オリンピック委員会事業・広報専門委員、日本水泳連盟競技委員、水泳インストラクターなどで活躍している。先日、コペンハーゲンで行われた2016年オリンピックの東京招致のプレゼンテーションでメダリストとして顔を出していた。

◎ラグビー選手と結婚
 中学生で金メダルを獲得した岩崎は高校・大学と期待されたが、成績を残せず在学中に現役を引退してしまった。だが、国民的アイドルとしての注目度は高く、05年には写真集まで出した。そして今年4月、ラグビー元日本代表選手であった斉藤祐也(豊田自動織機)と結婚した。
 その岩崎のライバルが、現在テレビやラジオなどでスポーツコメンテーターとして活躍する田中雅美だった。田中は、中央大学4年の2000年、シドニー五輪の女子400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した。だが、他の種目ではメダルを逃したため、現役を引退して海外留学やリポーターなどを経験した。
 しかし、田中は04年のアテネ五輪への出場という思いから、03年にプロスイマーとして現役に復帰。そして日本選手権で好成績を残し、アテネ五輪の出場権を獲得。だが大会では200メートル平泳ぎで4位に終わった。この大会を機に再び現役を引退した。

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