search
とじる
トップ > ミステリー > 山口敏太郎のオカルト現象解析シリーズ4 雪男は実在するのか?

山口敏太郎のオカルト現象解析シリーズ4 雪男は実在するのか?

pic pic

画像はイメージです。

 今、UMA(未確認生物)ファンの間で、イエティ(雪男)が熱い。どうやら、存在する可能性が高いというのだ。10月6〜8日に、ロシア・西シベリアに位置するケメロボ州で開催された“イエティ(雪男)に関する国際会議”で、参加した人類学の専門家らは「これまでに確認された資料によると、ロシア・ケメロボ州に95%の確率でイエティが存在している」とコメントを発表し、世界的な話題になっているのだ。

 この手の類人猿系UMAは世界中で目撃されており、厳密に言うとロシアではアルマス、中国では野人、アメリカではビックフット、ヒマラヤ周辺ではイエティ(日本語では雪男と翻訳されている)と呼ばれている。

 このイエティ(雪男)の正体に関しては、熊ではないかという説が有力であり、筆者もかねてから、熊の呼称がイエティなのではないかと思ってきた。毛だらけの肉体、巨大な体躯、雪山への適応能力、どれをとっても熊と思える情報が多かったからだ。

 また、イエティの体毛と称される毛や糞などが、熊であると分析されたこともあった。つまり、高山での低酸素状態の脳が熊を“イエティという未知の怪物”に誤認させているのではないかと推測されてきたのだ。

 だが、熊説を一蹴する目撃情報があったことも事実である。熊を度々目撃している日本人登山家たちが、明らかに熊とは違う“毛むくじゃらの怪物”と遭遇しており、至近距離の目撃談も報告されているのだ。中には高名な日本人登山家も目撃証言しており、単なる熊の誤認とは言い難い証拠もあがっている。

 筆者は以前よりテレビや雑誌で、もしイエティ(雪男)が存在するとしたら、雪山に適応した“雪山適応型チンパンジー”と呼ぶべき類人猿ではないかと主張してきた。BS11のUMA番組にて動物学者の實吉達郎氏にこの説に関して意見を求めたところ、大いに賛同してもらった事がある。

 事実、一部の類人猿は雪山での生活に適応できるうえ、ヒマラヤには雪山ばかりではなく木々が生い茂った緑地帯もあるのだ。ならば、日頃はその緑地帯に潜んでいる類人猿が時折雪中を移動し、その姿を目撃されているとしたら存在する可能性はありうる。

 尤も、この類人猿がヒマラヤからロシアにかけて古代から生息してきた新種の生物なのか、有史以降に人類の手によって移動させられ定着した帰化生物なのか、判断は迷うところだが、今後世紀の大発見が報道される可能性は高くなってきた。これほど興味深いものはない。(山口敏太郎)

関連記事


ミステリー→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

ミステリー→

もっと見る→

注目タグ