WBC収益配分 ベスト4止まりの米国が66%

社会 2009年03月25日 15時00分

 WBC連覇で日本列島が湧いた24日、侍ジャパンをスポンサードした関係企業は優勝セールや記念品販売を決定。商魂たくましく“回収”に着手した。しかし、今回のWBCでいちばん笑いが止まらないのは日本ではなく米国だ。チームはベスト4止まりにもかかわらず、収益配分率は全体の66%を確保。最低でも約16億円と見込まれる収益のうち10〜11億円以上が配分されるという。日本はわずか13%だから、完全なぼったくりである。

 WBCは開催2回と歴史は浅いが、サッカーでいえばW杯のような位置づけ。これを連覇しながら侍ジャパンに配分されるスポンサー料は全体の13%にすぎない。優勝賞金と第2ラウンド1位通過ボーナスを合わせ総額310万ドル(約3億700万円)という。ここからアマチュア野球振興に使われる支援金を除き、原監督以下首脳陣と選手計36人で均等割りすると決められているため、1人あたりの取り分は4万3000ドル程度。日本円にして500万円にも満たない金額である。
 ところが米国はボロ儲け。そもそもWBCは米大リーグ機構(MLB)と大リーグ選手会が主催しており、それぞれが収益の33%を獲得。つまり合計66%が米国に配分されることになる。

 前回第1回大会の収益は推定1600万ドル(約15億5000万円)といわれる。今回はそれを上回りそうな情勢といい、仮に前回並みだったとしても最低10〜11億円は米国に流れる計算。侍ジャパンが準決勝で下したベスト4止まりの米国が“ひとり勝ち”というわけだ。無邪気にはしゃぐのがバカらしくなってくる話ではないか。
 しかもWBC決勝の激戦を演じたのは日本、韓国のアジア勢。ところが決勝ラウンドは米国で開催されたため、米国は日曜日でも日本国内は月曜日の昼間。サラリーマンは営業の合間に家電量販店の大型テレビの前で歓喜するしかなかった。決勝戦に地元ロサンゼルスのリトルトーキョーやコリアンタウンの在米日本人、韓国人が大勢詰め掛けたのがせめてもの救いだった。
 WBCのスポンサーになっているセブン&アイ・ホールディングスは25日から優勝セールを実施。日本マクドナルドは28日からハンバーガー類を最大120円値引きするという。しかし、いちばん儲けているのは米国というのはどうにも納得できない話である。

ピックアップ
社会新着記事

世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第329回 MMTと資本主義
2019年07月23日 07時03分

テレビ東京「池上彰選挙特番」惨敗…完全に視聴者から飽きられる
2019年07月22日 22時03分

田中角栄「怒涛の戦後史」(6)内閣総理大臣・吉田茂(中)
2019年07月22日 06時03分

注目動画

一覧へ

アクセスランキング

  • 総合

  • お笑い

  • アイドル

注目画像
  • ゆうみ 最新DVD『ふわっとゆうみ』発売記念 7月16日
  • 平塚奈菜 9枚目DVD『32(サーティーツー)』発売記念 7月16日
  • 柳瀬早紀 12枚目DVD『溢れる想い』発売記念 7月16日
  • 阿部桃子 ファーストDVD『switch on』発売記念 7月9日
  • 手塚せいあ 3枚目DVD『手塚せいあはリアル彼女』 発売記念 7月9日
  • 本田みく デビューDVD『MIX Juice』発売記念 7月9日
  • 戸田れい 25枚目DVD『BEAU T RENTE』発売記念 7月8日
  • 本郷杏奈 2枚目DVD『はにかみカノジョ』発売記念 7月2日

一覧へ

▲ページトップへ戻る