「どの球団も過激なファンに頭を抱えています。サインをもらう列に割り込んだり、一緒に写真を撮ろうとして選手を驚かせたり。中日はHP上でマナー厳守を呼び掛けていたんですが…」(スポーツ紙記者)
球団側は、警備員を増やすなどの対応も急いでいるというが、同時に注目されているのが“落合回帰”だ。
「落合博満氏が監督だった時は、『勝つことが最大のファンサービス。キャンプは見せるものではない』との持論を展開していました。他球団がアメリカなみのファンサービスを提唱していた時期に、中日だけ独自路線を進んでいるように見えました」(球界関係者)
その持論は、落合氏の監督退任と人気低迷により撤回されたが、今回は反落合派の球団スタッフも「認めないまでも検討しなければならない」と反省しきり。
ファンとの接し方が問われているが、松坂本人に対しては、こんな声も。
「球団発表以上に重傷なのかもしれません。というのは、右肩を引っ張られたのは2月5日頃。米国永住権取得のため一時渡米する前のことで、その間、松坂はボールを握っていません。それなのに、まだ痛いということは、よほど深刻な状態であると言えるでしょう」(同)
このまま炎症が治まらない場合、再手術の恐れもあるというのだ。前回、松坂が右肩にメスを入れたのは2015年で、復活まで約3年を要した。現在の年齢で再手術となれば、復帰を絶望視されてもおかしくない。
「今年の松坂はヤル気満々でした。彼の性格から現役続行に固執するでしょうし、そのためなら再手術も厭わないはず」(同)
とはいえ、再手術後に復帰できたとしても40歳オーバーは確実だ。それまで球団が待ってくれるのか…。回復も怪物並みであることを祈る。