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デーモン閣下が白鵬の審判批判に「あれはかばいきれない」と語る

 デーモン閣下と漫画家のやくみつるが15日、対談本『勝手に大相撲審議会』(中央公論新社刊)の発売記念トークショーを都内で行った。

 現在開催中の大相撲春場所についてのトークでは、デーモン閣下が、「日に日に相撲が良くなっている」と横綱の白鵬が優勝争いの中心になるだろうと明言。白鵬の初日、2日目のきわどい相撲に関しては「何だこの相撲という内容だったが、わざと際どい相撲をして審判を試しているんじゃないかと思った」と白鵬の審判批判騒動にかけて皮肉交じりに語った。

 やくも白鵬の一件に関し、「今場所は支度部屋で報道陣に背中を向けているらしいですよ」とコメント。さらに解決策として「相撲協会は事なかれ主義だし、横綱審議委員会も関与しないし、ここはもう、閣下が間を取り持つべき」と提案した。

 この無茶な提案にデーモン閣下は、普段は白鵬擁護派と前置きしつつも、「長く一人横綱で支えてきた苦労は分かるが、まず詫びるべき」、「元を正せば自分が言っちゃったんだから、あれはかばえない」と協力はできないと話した。しかし、審判批判の前日は優勝祝賀会などで、朝まで飲んだ疲れもあっただろうと理解は示し、「あれは、酔いが覚めない勢いで言ってしまったのだろうと我輩は思う」と語った。(斎藤雅道)

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