ダルビッシュの「移籍交渉」は終わっていない! 2年後にドジャース帰還交渉へ
スポーツ 2018年02月22日 07時31分
ダルビッシュ有(31)は、2年後にドジャースに帰還する――。
シカゴ・カブスと6年総額1億5000万ドル(約165億円/出来高込み)の超大型契約を結んだダルビッシュのフリーエージェント(以下=FA)交渉が米メディアで検証されている。今オフ、ナンバー1の注目選手とFA市場でもっとも高い評価を受けていたが、実際に交渉がまとまったのは、大リーグ選手会がFAリストを発表してから100日も経ってからだった。
「ダルビッシュ側は『オプトアウト条項』にこだわったため」
カブスとの契約が明らかになった2月10日(現地時間)、一部の米メディアがそう報じていた経緯は本サイトでもお伝えした通りだが、それだけではないようなのだ。
「ドジャースの出方を伺っていたとの見方も浮上してきました。ドジャースからのオファーを最優先させるつもりでいて、なのに、肝心のドジャースが交渉内容を変更して来ないのでこういう結果になった、と」(米国人ライター)
関係者によれば、カブス以外にもダルビッシュ獲得に本腰を入れていた米球団はあったそうだ。ドジャース、ツインズなど5球団で、6球団の提示した年俸額には大差はなかったという。ただ、ドジャースだけは「交渉の仕方が違った」そうだ。予定額、つまり、「これくらいは出せると思うが、正式なものではない」と“曖昧なもの”だった。
「ドジャースは1億ドル(約110億円)に近い額を提示し、カブスは6年総額で1億2600万ドル(約138億円)。さらに出来高などが加える方向で話を進めていました。トップクラスの選手の契約には、色々なメンツが絡んでくるんです。より大きな契約をまとめることで、代理人(エージェント会社)の箔付けにもなるし、希望球団というだけで契約してしまうと、選手会が次年度のFA市場に影響するとして怒ってきます。ダルビッシュ側は、ドジャースにいちばん高い条件提示をしてもらいたいと願っていたようです」(球界関係者)
西海岸での生活環境、海外選手の発掘などで先駆者的存在であるドジャースに、愛着を持ったのだろう。そんなダルビッシュの思いはドジャース側も受け止めていたが、応じられない事情もあった。
「ドジャースには高額年俸のスター選手も多く、そこに加えて、ダルビッシュと新たに大型契約を結ぶことになったら、贅沢税を納めることになります。ドジャースは並行して、他選手の放出トレードも画策していました。そのトレードがまとまらず、ダルビッシュ側の要望に応えられなかった、と」(前出・同)
今年1月、ダルビッシュは古巣レンジャーズの名物記者の取材を受けている。同記者が長期化する移籍交渉について質問し、「レンジャーズ、ヤンキース、カブス、アストロズ、ツインズに絞った」とツィートすると、すぐにダルビッシュが訂正を求めた。「あと1球団ある」――。2月の「カブスとドジャースを天秤に掛けた」とする報道が出て、6球団目がドジャースであることが判明したのだ。
先の米国人ライターがこう言う。
「ダル側がこだわったとされるオプトアウトですが、カブスが交渉を有利に進めていく過程で出たもののようです。オプトアウトを行使するのは2年後なのか、3年後なのか、4年後なのか、時期に関してモメたとも聞いています」
オプトアウトとは複数年契約の途中で、その契約をいったん破棄できるというもの。現時点では「予測」でしかないが、2年後の2019年オフ、ドジャースはリッチ・ヒル、マット・ケンプなど高額年俸選手との複数年契約が終了する。彼らを見送るとすれば、チーム総年俸に「余裕」が出る。そのとき、“本命・ドジャース”への帰還を画策しようとしているのかもしれない。
「いや、カブス残留でもオイシイ思いはできますよ。同年オフ、カブスもジョン・ラッキーなど1億ドル(約110億円)を超える高額年俸選手が4人も同時期に契約満了となります。4人とも残留するとは思えないし、全員を喪失する可能性だってあります。大幅な戦力ダウンを防ぐため、ダルの残留は最優先事項となります。昇給を勝ち取るチャンスです」(前出・関係者)
契約してもまだ、交渉の主導権はダルビッシュ側にあるようだ。
ただ、カブスはデーゲームの多い球団でも知られている。今季のホームゲーム81試合のうち、ナイターは31試合だけ。真夏の炎天下でもデーゲームが強行されるという。理由は近隣住民が「ナイター=深夜騒音」で苦情を訴えてくるからだが、遠征、ナイターとデーゲームの不規則な連続というこれまでにない体調管理が、ダルビッシュには求められる。早く適応しなければ、“2年後の交渉主導権”まで喪失しかねない。
- ピックアップ
-
『モーニングショー』玉川氏、「医者なら舌ガン早期発見して」発言で炎上 “失礼で無知”の声
2019年02月20日 13時28分 [芸能ニュース] -
NGT48、沈黙の裏で“スポンサー撤退” 関与疑われるメンバーへのバッシングはいまだ止まず
2019年02月20日 12時50分 [アイドル] -
「失礼なことするな」爆笑問題太田、田中の『プリキュア』声優挑戦に苦言
2019年02月20日 12時40分 [芸能ニュース] -
「大津いじめ事件」、被害者自殺の原因を“いじめ”と認定 PTA会長を務める主犯格の親にも批判殺到
2019年02月20日 12時20分 [社会] -
“モテクリエイター”ゆうこす、ファンとの繋がりでHKT48脱退の過去 ニートを経て月収1000万円へと成功
2019年02月20日 12時10分 [芸能ニュース] -
まさかの連日同じ話を放送!『めざましテレビ』内アニメ“紙兎ロペ”の異常事態、謝罪するも意外な反応
2019年02月20日 12時00分 [芸能ニュース]
- スポーツ新着記事
-
WWEフィン・ベイラー&リコシェの元新日本プロレスコンビが衝撃発進!
2019年02月20日 06時00分 -
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「藤原喜明」一筋縄ではいかない“関節技の鬼”
2019年02月19日 23時03分 -
楽天・オコエ「なんで二重国籍ダメなの?」 大坂なおみも直面、ダルビッシュも本音を漏らし話題
2019年02月19日 21時10分 -
松井秀喜が原巨人と決別! 次期監督が完全消滅
2019年02月19日 17時03分 -
楽天イーグルス、新応援曲が「ダサい」「前のほうが良い」と非難殺到 急な刷新の思惑とは
2019年02月19日 11時50分 -
WWE戸澤陽、クルーザー級王座再戴冠失敗も「絶対に諦めない!」
2019年02月19日 06時00分
アクセスランキング
総合
お笑い
アイドル
- 1ヒカキン×しまむらコラボ商品が爆売れ 数量限定で嘆きの声続出、既にメ...
- 2嵐スクープ第3弾 メンバー5人「事実上解散」後の明暗サバイバル
- 3GLAYのTERU、入浴中の生配信で大炎上 “とんでもないモノ”も丸見えでファ...
- 4マスコミ報道にブチ切れの花田優一 思わぬところでスターの素質?
- 5『トレース』、視聴率1ケタに転落 視聴者が出演を恐れているキャストの...
- 6高畑裕太と菅原小春、交際発覚から1か月足らずで破局した“深刻な理由”
- 7元貴乃花氏、息子が揉めた前所属事務所と提携 やむを得ない事情あり?
- 8ヒカキンが“トイレットペーパー”で話題 「汚い」「危ない」「火事が心配...
- 9SKE48松井珠理奈に辛らつなコメント 話題のダンスを披露も“支持率”のな...
- 1手術から復帰の南キャン山里、「今絶対会いたくない芸人」と遭遇し困惑
- 2インパルス堤下、仕事がなく「助けてくれー!」と投稿 オファーがないの...
- 3よしもと解雇の芸人がオフィス北野入り、たけしの「振り子理論」とは
- 4かつては“死亡説”も Twitter嫌いで話題のつぶやきシロー、現在の活動は?
- 5きっかけは中堅芸人の愚痴を聞く「ミドル飲み会」! 松本人志にパンブー...
- 6心無い言葉で共演者を泣かせたことも? ケンコバ、陣内智則の“天狗”時代...
- 7有吉弘行、テレ東で「いっぱいのおっぱい」に囲まれる
- 8激似モノマネでブレークのガリットチュウ福島、“不思議と似ている”秘訣...
- 9愛人12人? 「ヘドロ芸人」、40万円で売られた過去が
- 1総選挙1位の役割がまったく果たせなかった松井珠理奈 気になる今後の進退は
- 2NGT48、沈黙の裏で“スポンサー撤退” 関与疑われるメンバーへのバッシン...
- 3松井珠理奈、ファンの“支持率”が低下中? 次の総選挙はあのメンバーが1位か
- 4嵐、大野以外のメンバーも活動休止を望んでいた? 大規模ツアーは今回が...
- 5「もう無理です」NGT中井りか、運営に怒り? “爆発”ツイートと動画配信...
- 6あの人にまたブーイング? ジャニーズのカウコン、最高視聴率もタッキー...
- 7HKT・指原、“因縁”のあるSKE・松井珠理奈の復帰を祝福した事情
- 8嵐、背負わされた事務所の看板が重すぎた? SMAP解散の影響大か
- 9山口真帆、グループ移籍の可能性も? NGTメンバー暴行事件、騒動収束は...
- 注目画像
▲ページトップへ戻る