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ノア 秋山 三沢さん追悼興行で難題に挑む

 プロレスリング・ノアの秋山準が、故三沢光晴さんの追悼興行(27日、日本武道館&10月3日、大阪府立体育会館)で“2つの難題”に挑む。武道館大会では、“性悪男”鈴木みのるとの初タッグを結成。大阪大会では、田上明&川田利明との“9年越しの雪辱戦”に燃えている。

 9・27武道館大会では、みのる、杉浦貴と組んで力皇猛&モハメド ヨネ&KENTAと対戦する秋山。現在は、みのるが主戦場を全日本プロレスに移してしまったため、接点はないが「全然変わってないね」(秋山)と語るように、性悪ぶりは健在だ。
 もちろん性悪男とのタッグ結成は初めて。みのると秋山といえば、参戦当時激しい舌戦を繰り広げていた。それだけに「丸藤副社長は、いつも問題を投げつけてくるから。三沢さんの前で『そういう何かを出せ』ということかもしれない。試合になってみれば分かると思う」とタッグ結成前から不気味なムードが漂う。

 それだけではない。10・3大阪大会では“犬猿の仲”といわれるKENTAとタッグを結成し、田上&川田の「聖鬼軍」と激突するのだ。
 普段はまったく共闘することはないが、今回に限りKENTAから「積極的に連絡を取り合って、USJに行きましょう」とラブコールを受け「KENTAさえよければ、USJの地球儀の前で待っている」と受諾した。
 すべては9年前の借りを返すため。聖鬼軍との対戦は、ノアに移籍する直前の2000年5月の全日プロ新潟市体育館大会(パートナーはマウナケア・モスマン)で敗れて以来となる。
 「正直、他の誰よりも蹴りにしろ、パンチにしろ、ビンタにしろ受けてきた。オレの中では厳しい妥協のないファイトをする全日本の川田選手のまま。その続きの気持ちでやる」とキッパリ。
 さらに「今のオレを体感してくれればそれでいい。どんどん前に出ていきたい」。秋山自身が得意とする冷徹ファイトで9年ぶりのリベンジを果たし、亡き三沢さんに勝利を捧げる。

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