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“カジノ誘致”すったもんだの『横浜』を尻目に『苫小牧』が急上昇!

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提供:週刊実話

 カジノ誘致の「椅子取りゲーム」がヒートアップしている。横浜市の林文子市長がカジノを含めた統合型リゾート(IR)誘致を正式表明(8月22日)した。カジノ誘致場所に該当する山下ふ頭を仕切る“ハマのドン”こと横浜港運協会の藤木幸夫会長は「命を張ってでも反対する」と怪気炎を上げているが、同じくカジノ誘致に名乗りを上げている北海道苫小牧市では、外国企業4社によるIRライセンス取得合戦が活発化している。

 「苫小牧市では、カジノ法案が成立する前から海外のIR運営企業の売り込みが殺到していた。すでに3社が苫小牧市に事務所を設立。さらに、9月に米カジノ大手『モヒガン・ゲーミング&エンターテインメント』が現地事務所を開く。4社がカジノ利権取得にしのぎを削っていますよ」(経済ジャーナリスト)

 『モヒガン――』は投資額35億〜45億ドル(約3800億円〜約4900億円)を見込んでいる。

 一方、横浜市がカジノ誘致を発表したことで、米大手カジノ・リゾート運営会社『ラスベガス・サンズ』は、大阪IR入札参加を見送って横浜市に乗り換えた。

 「しかし、横浜の場合は“ハマのドン”藤木会長が大反対しているから、市民を巻き込んだ一大抗争に発展する雲行きです。行政との仁義なき戦いは避けられない」(同)

 藤木会長は誘致を表明した林市長に対して「大きく顔に泥を塗られた」と不快感を露わにしたうえで、「泥を塗ったのは林市長だが、泥を塗らせた人がいるということははっきり分かっている」と、暗に神奈川2区選出(横浜市西区、南区、港南区)の衆院議員・菅義偉官房長官の存在をにおわせた。

 「トランプ大統領は『ラスベガス・サンズ』を後押ししている。しかし、ドン藤木会長の反対もさることながら、市民の反対の声も根強い。つまり、IR誘致を表明したものの、横浜は不安要素がありすぎて危ぶまれています。IR投資に1兆円計画があるとされるサンズは横浜も諦めて、苫小牧に参加する可能性がありますよ」(同)

 すったもんだの横浜をしり目に、トンビに油揚げ! 苫小牧が最有力候補に躍り出た。

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