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お笑い界の勢力図が変わる? ワタナベ所属芸人が続々賞レース勝利で大手も焦りか

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ハナコ・菊田竜大、秋山寛貴、岡部大

 芸歴2年目のお笑いコンビ・Gパンパンダが、21日、東京・NHKみんなの広場 ふれあいホールにて開催された『平成30年度 NHK新人お笑い大賞』本選に出場。予選参加者322組の中から勝ち上がったミキやネルソンズら実力者を下し、大賞を受賞した。

 今年7月に開催された『ABCお笑いグランプリ』ではファイヤーサンダーが、今年9月に開催された『キングオブコント2018』ではハナコがそれぞれ優勝しているが、Gパンパンダを含めてこの3組は、ホンジャマカやネプチューンが在籍している“ワタナベエンターテインメント”所属の芸人である。

 ひと昔前の賞レースといえば、よしもと所属の芸人が優勝するのが当たり前だった。しかし、他事務所の台頭もあり、よしもとが築き上げた王国が崩壊しかけているともいわれている。

 それもそのはず、お笑いの養成所といえば、よしもとの“NSC”だけだったが、現在はほとんどの事務所が開設し、後進の育成にも励んでいる。特に、ワタナベの“ワタナベコメディスクール”では、イモトアヤコやブルゾンちえみ、平野ノラなどの一世風靡したスターを輩出するだけでなく、四千頭身などの実力派も在籍するなど、バラエティーに富んだ芸人が続々と世に羽ばたいている。ハナコやGパンパンダも“ナベコメ”出身であることから、これから入学を希望する者が増えることも容易に想像できるだろう。

 また、大阪NSCに通っていたという芸人も多くいるのが特徴だ。現在、所属でいえば、超新塾のイーグル溝神・タイガー福田・サンキュー安富・ブー藤原、フォーリンラブ・ハジメ、片平なぎさのモノマネでプチブレーク中の加藤誉子、さらに前出のファイヤーサンダーなども大阪NSC出身で、よしもとに所属していた過去を持つ。

 「どれだけ大阪で活躍していても、やはり実力が伴っていないとワタナベに所属することは難しいです。しかも、いつまでも在籍できるわけではなく、“マネージャーに気に入られなければクビ”なんてウワサもあるほど。現在ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA NEET Project)所属のバイきんぐ(ちなみにこのコンビもNSC出身)も契約解除になった過去があります」(エンタメライター)

 事務所ライブはもちろん、『AbemaTV presents ワタナベお笑いNo.1決定戦』などを立ち上げ、事務所内でレベルアップを図ってきたワタナベエンターテインメント。今後の賞レースでも活躍する芸人が出てくることは間違いない。年末に開催される『M-1グランプリ2018』はワタナベ勢にも注目だ。

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