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創始者・石井和義氏が“中国マネー”でK-1再建へ

 K-1が低迷するなかで、創始者がついに表舞台に復活した。

 K-1創始者で正道会館宗師・石井和義氏(58)が、11月3日、中国・北京市内で会見を開き、新生K-1といえるFIKA(フェデレーション・インターナショナル・K-1・アソシエーション=国際K-1連盟)の設立を発表した。

 FIKAは中国の投資グループ、陽光紅岩投資事業集団傘下の七星グローバルエンターテイメントと資本提携。潤沢な中国マネーをバックに、拠点を香港に置き、32カ国で予選会を実施し、世界最強を決めるトーナメントを開催する。新生K-1は競技性を重視するという。
 すでに、FIKAはWAKO(世界キックボクシング団体協会)との開催協力で合意しており、WAKOに加盟する約110の国や地域団体を中心に、下部組織を立ち上げる。FIKAはサッカーのFIFA的な役回りを担うことになる。

 新生K-1は来年から始動。ヘビー級(100kg以下)、ミドル級(70kg以下)、ライト級(70kg以下)の3階級で、来年4月までに世界32カ国で予選トーナメントを開催。各国の代表32選手による決勝トーナメントは、5〜6月に準々決勝、9〜10月に準決勝、10〜12月に決勝を行い、世界一を決する予定。
 石井氏はプロレス、総合格闘技などのエンターテインメント性を参考にして、K-1を設立し、最大の人気格闘技イベントに急成長させた“やり手”。ところが、脱税容疑で02年末に逮捕され、すべての役職を辞任。K-1は03年からは、新たに設立されたFEG(谷川貞治社長)が運営してきたが、経営不振に陥っていた。石井氏はすでに服役し、罪を償っており、約9年ぶりの表舞台への復帰となる。

 国内では不況、K-1ブランドの信頼低下、石井氏自体のイメージ等の問題から、疑問符も付くが、新生K-1は海外に活路を求める。かつて、らつ腕を振るった石井氏の手腕に注目が集まる。
(落合一郎)

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