レジェンド上野由岐子が復活 若手の心を掴んだすべらない話

スポーツ 週刊実話 2019年09月20日 22時03分

 東京五輪の前哨戦となるソフトボール女子のジャパンカップが群馬県高崎市で開かれ、日本、アメリカ、台湾(チャイニーズ・台北)、チェコの4カ国が熱戦を繰り広げた。

 9月1日に行われた決勝では、因縁のライバル・アメリカと日本が激突。惜敗したものの、ベテラン投手の上野由岐子(37)が健在ぶりをアピールした。

 「上野は今年4月、国内リーグ戦で打球が顔面を直撃。下顎骨折で全治3カ月の重傷を負っていましたが、宇津木麗華監督の強い要望で代表入りとなりました。早すぎる復帰に反対意見もありましたが、『チームにいるだけでいい』と、宇津木監督が絶対に譲らなかったのです」(スポーツ紙記者)

 監督の期待に応え、上野は30日のチェコ戦、31日の台湾戦、1日の米国戦に登板。本人は「イマイチ」と謙遜するが、110キロ台のスピードボールを連発し、快投でチームを盛り上げた。

 「宇津木監督が狙った相乗効果は、それだけではなかった。試合前のミーティングで、上野がチームを盛り上げたんです」(同)

 上野が語ったのは戦術などではなく、なんと入院中の失敗談。アゴを骨折していたため、「流動食をチューブで鼻から入れられた」とか「ゲップをしたらバニラ味。看護師さんに『他の味はないんですか?』と聞いた」と明かし、チームメイトを爆笑させたのだ。

 「上野は、2008年の北京オリンピックで、準決勝から決勝までの3試合で全イニングを完投。実は、その413球が上野を神格化させ、若手が距離を置く存在になっていた。ところが、そのレジェンドが自虐ネタで笑いをとることによって、20代中心の若い代表メンバーは緊張がほぐれ、一気に親近感も沸いた。もともと上野は明るくて社交的な性格なんです」(協会関係者)

 宇津木監督の狙いがドンピシャで的中したわけだが、爆笑をとった上野には、こんな声も出始めたという。

 「大会後、上野は周りの人たちから『すべらない話に出たら?』なんて、からかわれてますよ」(同)

 東京五輪前に、笑いでも金メダルを狙えるかも?

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