search
とじる
トップ > 芸能ニュース > テレ朝が視聴率3冠奪取に向け、「ビートたけしのTVタックル」を深夜枠に移動

テレ朝が視聴率3冠奪取に向け、「ビートたけしのTVタックル」を深夜枠に移動

 年間視聴率3冠王を目指すテレビ朝日が、全日帯(午前6時〜深夜0時)のテコ入れのため、「ビートたけしのTVタックル」(月曜日午後9時〜)を、4月から深夜枠(月曜日午後11時15分〜)に移動させることが分かった。

 テレ朝は2013年、ゴールデン帯(午後7時〜10時)、プライム帯(午後7時〜11時)でトップを獲り、2冠王となったが、全日帯で日本テレビに敗れて、3冠王を逃した。

 3冠を制するために、全日帯を強化する必要があるテレ朝は大胆な策に打って出た。89年7月の放送開始から25年目を迎え、昨年8月には放送1000回を超えた長寿番組「TVタックル」を深夜枠へ移動させる。阿川佐和子、大竹まことらのレギュラー陣はそのまま出演する。

 「TVタックル」は主に政治、経済、社会問題をテーマに、政治家や評論家を招いて討論する内容で、番組で人気者となった元厚生労働大臣の舛添要一氏、田嶋陽子元参議院議員、丸川珠代参議院議員(元テレ朝アナウンサー)らが国会議員にもなった。安倍晋三氏、麻生太郎氏ら、総理経験がある大物政治家もゲスト出演させてきた。

 同番組の直近(1月27日)の視聴率(数字は以下、すべて関東地区)は、11.0%。同日同時間帯の民放他局の視聴率は、日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007 合体SP」が11.9%、TBS「月曜ゴールデン『ツインズ〜早乙女兄弟の推理日誌〜』」が10.6%、フジテレビ連続ドラマ「失恋ショコラティエ」(松本潤主演)が13.3%、テレビ東京「世界ナゼそこに?日本人『フィリピン秘境の島で貧しい子供たちを救う日本人』」が9.6%で、決して悪いわけでもなく、深夜に“降格”という意味合いではなさそうだ。

 時間帯移動に関して、たけしはテレ朝を通じて、「何たって、オイラの最長寿番組だからね。自分の顔とも言える。これまで政治の話題が多くて、最近の硬直した政局だとバトルが弾けづらかった。これからはニュースを軸に置きながら、スポーツや社会問題、雑誌の特集記事のような、より広い視点で番組を作っていきたい。新しい時代の顔となるような論客を世に送り出して、人騒がせな番組作りで大いにヒンシュクを買いたい」とのコメントを寄せた。

 これまでの政治や時事問題がメーンから、ニュースを軸に転換するとなると、たけしが司会を務めるTBS「情報7days ニュースキャスター」(土曜日午後10時〜)と、どう違いを見せるか注目されるところ。

 ただ、「TVタックル」の時間移動で、月曜午後11時台が強化できても、月曜午後9時台が弱くなっては元も子もなくなる。
(坂本太郎)

関連記事


芸能ニュース→

 

特集

関連ニュース

ピックアップ

新着ニュース→

もっと見る→

芸能ニュース→

もっと見る→

注目タグ