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バンドの先行きに暗雲が漂うゲスの極み乙女。

 10月に全国ツアーの終了後に活動自粛を発表していた川谷絵音がボーカルを務める4人組バンド「ゲスの極み乙女。」が3日、活動自粛前に最後のライブとなる全国ツアーの最終公演を都内で行い、その様子を各スポーツ紙が報じている。

 昨年は紅白歌合戦に初出場したゲス極だが、今年は川谷のプライベートに振り回され“厄年”のような1年。1月に川谷とタレント・ベッキーの不倫交際が「週刊文春」(文芸春秋)で報じられ、その直後、オリジナルアルバムを発売。ベッキーはタレント活動を休止したものの、川谷は活動を継続しただけに、ゲス極に対して世間の“逆風”が吹き荒れた。

 川谷は不倫も一因となり5月に昨年結婚したばかりの妻と離婚。その4か月後、当時未成年だったタレントのほのかりんとの交際が発覚したが、デート時にほのかが飲酒していたことが発覚。ほのかは決まっていた舞台を降板するなどしたこともあってか、10月に同バンドの活動自粛を発表していた。

 「ほかのメンバーが川谷に反発し“空中分解”のような状態。一度、活動を自粛して“ガス抜き”しないといけないような状況まで追い込まれてしまっていた」(音楽関係者)

 そして迎えたツアー最終公演。奇しくも川谷の28歳の誕生日だったが、各紙によると、途中、ファンから28歳の誕生日を祝福する声が相次ぎ、ベースの休日課長から「いろんな経験をしてきました」とスキャンダルだらけの1年を思い出させるコメントが飛ぶと、「いろんな経験の話はしていない」と話を遮ったという。

 川谷は「28歳はいい年にしたい」と誓ったが、活動自粛に関してはまったくコメントせず。ライブの最後はメンバー4人で肩を組み、10秒間頭を下げ、終了後はほかのメンバーとともに集まった報道陣の質問をスルーし迎えの車に乗り込んだというのだ。

 「今後の活動についてはまったくの白紙。川谷はほかのバンドでもボーカルを務め、形の上ではゲス極とともにそちらも活動自粛したが、今後はそちらのバンドに専念するのでは。ゲス極のほかのメンバー3人も知名度があるだけに、バラバラに活動しても食べて行けるはず」(芸能記者)

 この日がゲス極のラストライブになってしまった可能性もありそうだ。

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