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『キングオブコント2018』今年は激戦の準決勝! レベルの高い大会でキラリと光る注目芸人

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(前列)バイきんぐ・小峠英二、西村瑞樹、葵わかな、池田美優と『キングオブコント2018』準決勝進出32組

 プロ・アマ問わず全国の挑戦者たちが“コント”で日本一を決める大会『キングオブコント2018』。その準決勝が、今月6日、7日と2日間にわたって行われた。いよいよエントリー総数2490組から選出された32組のお笑い戦士たちが10組に絞られる。

 準決勝は1日目と2日目で計2ネタを披露し、総合評価によって選ばれる。見事勝ち抜いたコンビ、トリオが9月22日の決勝戦に姿を現す。今年は例年と異なり、決勝戦当日にファイナリスト上位10組が発表されることになった。

 現在、準決勝に残っているラインナップは、相席スタート、阿佐ヶ谷姉妹、うしろシティ、うるとらブギーズ、かが屋、かもめんたる、空気階段、Groovy Rubbish、クロスバー直撃、高校ズ、ザ・ギース、さらば青春の光、GAG、しずる、ジャルジャル、ジャングルポケット、ゾフィー、大自然、滝音、だーりんず、チョコレートプラネット、ななまがり、ななめ45°、ニッポンの社長、ネルソンズ、ハナコ、マヂカルラブリー、モダンタイムス、やさしいズ、や団、ロビンフット、わらふぢなるおの32組。

 若手、中堅と言われる芸歴の長さを問わず、いずれもキャラクターの強い顔ぶれが揃っている。2日目の準決勝当日、会場は異様な緊張感が漂っていた。たくさんのお笑いファンでひしめいており、今最も面白い芸人を一目見ようと熱い視線が注がれていた。

 小道具を活かしたネタ、王道の設定ながらワードセンスの光るネタ、コントでしかあり得ない特異なシチュエーションの中で展開されるネタなど、どの組も工夫が施されておりクオリティが高い。その中でも、大きな笑いを取っていたのがネルソンズだった。メガネに坊主の小太り、舌足らずな口調という和田まんじゅうのキャラクターを活かしつつ、緊張感のある複数の状況をうまく1つのネタに収めるスタイルに磨きがかかっている。2016年に『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のコーナー「おもしろ荘へいらっしゃい!」で優勝した実力は伊達ではない。詳細は差し控えるが、芸歴9年目を感じさせる見応えのあるネタだった。

 昨年、漫才師の日本一を決定する大会『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)で、審査員の上沼恵美子に激怒されたことも記憶に新しいマヂカルラブリーも会場を沸かせた。漫才と同様に好みは分かれるところだろうが、ツボに入ると笑いが止まらない中毒性のあるネタは健在だ。大会ファイナリストの常連であるさらば青春の光も、緊迫する設定の中に新鮮な視点を加えた秀逸なコントで爆笑を起こした。コント中の“ココ”というポイントで確実に笑いを取るスタイルは、もはや職人を感じさせるものがあった。

 その他、観ている者をハッとさせる展開のネタ、癒しさえ感じる幸せなネタなど、どの組も個性豊かなコントで笑いを巻き起こしていた。2008年に行われた第1回目の大会では、シチュエーションを重んじる関東とキャラクターを作り込む関西でスタイルの違いを感じさせるネタが多かった。しかし、今年の準決勝では、それぞれの良さを取り込んだ手法でコントの質を高めている印象を受けた。大会のスタート当初と現在では、芸人たちのネタの作り方も変わって来ているのかもしれない。

 ともあれ、今年もすべての芸人たちがベストを尽くし、選出された精鋭たちがついに決勝戦で激突する。果たしてどの組が優勝するのか、番組の本番当日を楽しみに待とう。決勝戦の模様は9月22日18時55分からTBS系で生放送される(※一部地域は19時から放送)。

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