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芸能界事件簿 故・大杉君枝アナ(1)

 これまで長い間、視聴率戦争を繰り広げてきたフジテレビと日本テレビ。「局の顔」ともいえる女子アナも例外ではなかった。特に90年代初頭、フジはアイドルアナの起用で視聴率を伸ばす。遅れを取っていた日テレは、永井美奈子や薮本雅子などといった女子アナたち3人組のユニット「DORA」を結成。巻き返しを図った。

 しかし当時、日テレの女子アナは報道色が強く、バラエティーアナというのはあまり重要視されることはなかった。ところが自らバラエティーアナとして、コスプレなどのかぶり物を披露してきたのが、2007年に自殺した大杉(旧姓・鈴木)君枝アナだ。“元祖アイドルアナ”といわれた。ピカイチのアナウンス技術を持って日テレに入社した彼女が、あえてバラエティーアナとして活躍したのには、あるきっかけがあったという。

 「実は、君枝アナは入社直後の89年から約10年間も『所さんの目がテン!』という番組の司会進行をしていました。番組自体は日曜の朝7時という地味な時間帯だったのですが、彼女はどの番組よりも気合いを入れていました。番組の内容は、素朴な科学の疑問を実際にリポーターや司会者が体験しながら解き明かすという内容で、彼女は番組内でハゲヅラを被ったりセーラー服を披露したりするなどコスプレ姿になることが多かったのです。当初は、あまり乗り気ではなかったのですが、先輩のアナに『ニュースを読むのも、コスプレで分かりやすく説明するのも伝える点では同じ』といわれ、自分から進んでバラエティー番組をこなすようになりました」(日テレ関係者)

 その後、天性の明るい性格やスター性が評価され、バラエティー番組などにも多数出演。しかし、あくまで君枝アナは自分がメーンになるような役回りを避け、ナレーションやリポーターなどのどちらかといえば地味な仕事に徹した。
 君枝アナをよく知る制作会社スタッフが明かす。
 「もともと君枝アナは結婚願望が強くマイペースな活動を望んでいました。当時の女子アナの出世コースは、報道番組のメーンキャスターを務めるケースがほとんどでした。そうなるとほとんど自由な時間が取れません。むしろ彼女はプライベートな時間を大切にしていたので、男性関係のうわさも多かった」(つづく)

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