「百恵さんはただの主婦であり、引退してからというもの、マスコミの取材に答えることはなかった。もはや伝説の歌手と呼ばれる存在です。その素顔を“異常な接写”で押さえた『女性セブン』のやり方は疑問ですね」(週刊誌編集者)
百恵さんは1980年、俳優の三浦友和との婚約発表と同時に、「お仕事は全面的に、引退させていただきます」と公表。以後、一度も復帰していない。
「これまでライバル誌の『女性自身』は、何度か百恵さんの写真を押さえているのですが、顔に配慮した載せ方をしたり、記者が仁義を切って正面から取材もしているのです。ところが『女性セブン』の写真を見ると、老けて太った百恵さんを、あえて貶めるような写真。ネット上では『あさましい』の批判まで出ています」(同・編集者)
百恵さんは引退後、パッチワーク・キルトの勉強をし、その世界では高名なW女史に師事。今では「先生」と呼ばれる存在でもあるようだ。
「『東京国際キルトフェスティバル』には、師匠とともにブースを出したといいます。キルトは“手芸”であり、別に芸能活動でもないでしょう」(女性誌記者)
百恵さんは、7月末に著書『時間の花束 Bouquet du temps』(日本ヴォーグ社)を出版する予定。内容は、30数年間に制作してきた趣味のキルト作品の集大成を収録しているもので、芸能本ではない。
「出版は4月に伝わっていましたので、『女性セブン』はここぞとばかりに近況を掲載したようです。『女性自身』は、過去に百恵さんのヒストリー的な連載を掲載。人気を得ました。『女性セブン』は、あえて百恵さんの老化像を見せ、イメージ壊しを狙ったのかもしれませんね」(同・記者)
何はともあれ、実にゲスな話だ。