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オールスター地元開催のオリックス、監督推薦候補で“オリの神童”は選出されるか?

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“オリの神童”山本由伸

 NPBは25日、『マイナビオールスターゲーム2018』ファン投票の結果を発表した。今年は7月13日にオリックスの本拠地、京セラドーム大阪で、翌14日に熊本の藤崎台県営野球場でそれぞれ行われる。

 中日の松坂大輔や巨人の上原浩治が久々に選出されるなど、今年は“レジェンドオールスター”の色が濃い中、本拠地開催となるオリックスからは、抑え投手部門で増井浩俊、外野手部門で吉田正尚の2選手が選出された。増井は途中経過でもぶっち切りの1位だったが、吉田正は途中経過で3位の日本ハムの大田泰示を最後に猛追し、逆転してもぎ取ったオールスター初出場となった。

 選出会見で、日本ハム時代も含めて3度目の出場となる増井は「オールスターに出られること自体が名誉なことなのですが、ファン投票での選出ということでさらに嬉しく思います。移籍してすぐに選んでいただけたことも嬉しいですし、本拠地大阪のファンにいいところを見せられればいいですね。また、こうしてファン投票で選んでいただけたのも、北海道の方の票もあると思いますので、投票していただいた皆さんにいいプレーを見せられればと思います。結果を気にせず、全力でストレートを投げ込んで、勝負したいと思います」と全球ストレート勝負宣言。嬉しい初出場の吉田正は「僕自身初めてのオールスターゲームで、さらに京セラドーム大阪であるということで、ファン投票で選んでいただきすごく光栄です。選んでいただいた以上、いいパフォーマンスができるよう頑張りたいと思います」とベストパフォーマンスを約束した。

 今年はファン投票、選手間投票、監督推薦に加えて、各選出方法で選ばれていない選手の中から、セ・パ両リーグ1選手ずつ、合計2選手を再びファン投票で選ぶ「プラスワン投票」を実施することが発表されている。本拠地開催のオリックスから2選手しか出場しないというのは寂しい話で、監督推薦、プラスワン投票で何選手か選ばれて欲しいところ。

 現時点で選出が有力なのは25日現在、8勝1敗とチームの勝ち頭として圧倒的な安定感を見せている新外国人左腕のアルバースと、高卒2年目で“8回の男”として増井とともに鉄壁のリリーバーとして活躍している“オリの神童”山本由伸の2選手だ。特に山本は防御率1.00(25日現在)と高卒2年目としては驚異的な数字を記録しており、ホールドとHPでもリーグトップ。東京五輪出場を目標に掲げているだけに、地上波全国生中継されるオールスターは、世間的に名前を売り侍ジャパンの稲葉篤紀監督にアピールできる絶好の舞台と言える。吉田正以外の野手に選出されそうな選手が見当たらないのは残念だが、オリックスファンは東京五輪出場の可能性を秘めている吉田正と山本に夢を感じながら、オールスターを観戦するのも悪くないだろう。ソフトバンクの工藤公康監督には山本を監督推薦で選出してもらいたい。

 監督推薦は7月2日、プラスワン投票は7月10日にそれぞれ結果が発表される。

取材・文 / どら増田
写真 / 舩橋諄

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