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小沢一郎が仕掛ける「2年以内に民主党政権」復活のキーマン

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提供:週刊実話

 死ぬまで政権奪取を諦める気はないようだ。

 秋分の日の9月23日、国民民主党の小沢一郎選対本部長相談役は「難産の末、立憲民主党と国民民主党などが衆参国会内で統一会派を作ったことで、2年後には旧民主党政権が必ずできる」とぶち上げた。同時に、一度はバラけた旧民主党が再び足並みを揃え始めた最大の功労者として、長らく同じ釜の飯を食べた『れいわ新選組』の山本太郎代表に「表彰状を出したいほど」と褒め上げた。

 小沢氏の発言趣旨はこうだ。
「7月の参院選で立憲民主党の枝野幸男代表らは票数、議席とも十分には取れず大きな衝撃を受けた」
「枝野氏らが2017年の衆院選で大躍進したので慢心があった」
「慢心が有権者の立民離れ、逆に大衆に寄り添い、無手勝流で大衆の心を掴んだのが山本君」
「山本君の大躍進に枝野氏らが目を覚ました。次の衆院選で勝つには元仲間の玉木氏らと手を携えるのが一番近道と再認識した。そうした意味では山本君には僕も頭が上がらない」

 小沢氏の真意を側近が明かす。
「れいわ新選組は比例票で230万票を獲得した。選挙後、さらに勢いが増し支持率も伸びた。今は400万票に拡大し、立憲の参院比例獲得票670万票に近づいた。立憲が慌てて離婚した国民民主と復縁したのは“山本効果”と小沢氏は言っている。だが、小沢氏も旧民主勢力が一緒になっただけで、2年で自民に勝てるとは思っていない。その厳しさは小沢氏が一番知っていますよ」

 その上で、政権奪取論を側近がこう代弁する。
「小沢氏は野党がバラバラでは“屁のツッパリにもならない”と漏らしています。最低でも立憲と国民民主が再合流でカネと人員が揃えられることが最大のメリット。そして次に、旗頭を誰にするか、新しい血をどう注ぐかが今後のポイントとなる。小沢氏の念頭には、旗頭は山本太郎氏、橋下徹氏、自民党で阻害される石破茂氏の名前がある。さらには、かつて父親の小泉元首相にも声をかけたほどですから進次郎環境相あたりまで考えていると思う。融通無碍。いずれにしても、人の塊とカネを準備しておけば、近いうちに安倍自民党から政権奪取できると確信しているようだ」

 小沢氏が算盤を弾く軍資金だが、2019年の国民民主党の政党交付金は約54億円、立民は約32億円。国民の金庫にはさらに100億円あるとされ、双方合わせて180億円前後となる。自民党は2019年の政党交付金約179億円だからガチンコだ。

 小沢氏は「2年後には政権奪取」というが、勝負の時は早まり、晩秋解散総選挙がくる可能性もある。

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