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オダギリジョー、黒歴史を解禁? 知られざる“脱力系キャラ”のバラエティタレント時代

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オダギリジョー

 今月2日からスタートした特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』(テレビ朝日系)に、俳優のオダギリジョーが出演する可能性があると噂されている。

 オダギリと言えば、今や国内外の映画監督からオファーの絶えない人気俳優だ。テレビでの俳優デビューは『仮面ライダークウガ』(同局系・2000年1月〜2001年1月)。オダギリが役者として大成した後、彼はこの時期の話をあまり口にしておらず、ファンからは“黒歴史”との声も上がっている。

 その後のオダギリは、『OLヴィジュアル系 第2シーズン』(テレビ朝日系・2001年4月〜6月)や『初体験』(フジテレビ系・2002年1月〜3月)などに脇役で出演しているが、話題に上がるほどではなかった。

 オダギリがテレビで頭角を現したのは、役者というよりもバラエティタレントとしての活動のほうが大きかった。『仮面ライダークウガ』の放送終盤、2000年12月にスタートした『週刊BSデジタルマガジン』(BSフジ)では番組MCとして起用され3年以上続く人気番組になった。01年4月から放送された深夜番組『秘密の爆笑大問題』(日本テレビ系)では、コメンテーター的な立ち位置で活躍。今でも垣間見えるユルさと脱力感のある雰囲気はそのままに、“ココ”というポイントで印象的なコメントを残すキャラクターで人気を博した。しかし、02年9月に終了した『号外!!爆笑大問題』を最後に、バラエティタレントとしては地上波で見ることがなくなった。

 俳優志望であるオダギリの思いが実を結んだのは翌年のことだった。2003年に公開された初主演映画『アカルイミライ』で、オダギリは日本映画プロフェッショナル大賞の主演男優賞を受賞。映画も作品賞を受賞した。その後も『血と骨』『ゆれる』など数々の話題作に出演し、活躍を続けているのは周知の通りだ。結果的には、俳優として華麗な道のりを歩むことになったオダギリ。最初のテレビデビューが『仮面ライダーシリーズ』だったことは、やはりオダギリにとって“黒歴史”なのだろうか。

 「オダギリさんは、ある時期を境に自身の望んだ映画やテレビドラマ中心の俳優活動に専念しています。一部では事務所移籍がきっかけと言われているようです。世間で言われている“黒歴史”は、オダギリさん本人がテレビやラジオで否定しています。『仮面ライダークウガ』に出演していたことがどうというよりは、もともと“特撮”があまり好みではなかったようです。人間らしさを感じさせるような“リアルな芝居”がやりたかったということでしょう」(芸能ライター)

 現在、毎週日曜日に放送されている『仮面ライダージオウ』は、主人公のジオウだけでなく平成時代の仮面ライダーシリーズのライダーたちが時空を超えて戦う設定で、まさに“仮面ライダーの祭典”とも言うべきストーリー展開。オダギリが出演していた『仮面ライダークウガ』は、ドラマ性重視のストーリーで戦闘シーンが短い回も多かったが、その独自性から子どもだけでなく大人世代からも評価されている人気作だ。そのため、オダギリの出演にも期待が高まっている。

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