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ファンキー中村の家族団らんに人形と思わしき霊体が現れた

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画像はイメージです。

 心霊写真はこの世に数多く存在するが、今週のワンショットはそう拝見できるものではない。昨年11月、都内のカラオケ店で山口敏太郎タートルカンパニー所属の怪談師・ファンキー中村が撮影した珍しい1枚だ。

 娘と2人でカラオケに行った中村は、記念に1枚写真を撮った。すると、彼女の後方のガラスに奇妙なものが映りこんでいた。写真の左上に注目してほしい。髪の長い女性が覗(のぞ)き込んでいることに気がつくだろう。写っているのは人の霊ではないようで、ビジュアルから判断すると浄瑠璃などに使われる人形のように見えるのだ。
 人形浄瑠璃とは、歌舞伎と並び称される古来から伝わる日本の伝統芸能の1つ。浄瑠璃の語りに合わせて人形を操り、物語を演じるという人形劇である。それゆえ、江戸時代には操浄瑠璃や操芝居と呼ばれていた。ここで使われる人形は、着物を纏(まと)っている。人間らしく作られているため、人の念などを宿しやすいといわれている。
 人形に霊が憑依(ひょうい)した一例に、「生き人形」がある。稲川淳二氏のお話でも有名なものである。昨今、漫画にも描かれ、わたしも遭遇しているもっともメジャーな怪談である。

 稲川氏から聞いた実体験はこうだ。稲川氏に人形使いの友人から、新たに入手した少女人形を使った舞台に、座長として出演してくれないかとの誘いがきた。稲川氏は快諾したが、舞台で使うその人形を目にしたとき、嫌な予感がしたという。その予感は的中し、人形を制作した者が行方不明になる。それだけにとどまらず、稲川氏以外の舞台関係者が次々と倒れてしまい、公演開催が不可能になってしまう。その後、寺でお祓(はら)いをしてもらい、何とか公演にこぎつけたが、その人形の念はどんどんと拡大していく。稲川氏がテレビで「生き人形」の話をしたところ、そのスタジオ内で子供の姿が目撃されたり、おかしな声が入り込むなど怪現象が数多く起きた。
 また、以前に本紙で紹介したが、Webテレビ・スティッカムで放送中の「ファンキー中村の怪談おやじ倶楽部」でも、奇怪な現象が起きている。第1回の放送時、わたしが朝日放送(関西)スタッフと宿泊した某ホテルで生き人形の話をしたところ、子供の声が入りこんでしまうという現象が起こった。幸い、出演者や視聴者に影響があったという報告はない。
 ファンキー中村の家族団らんに現れた人形と思わしき霊体は、「怪談おやじ倶楽部」の際に現れた生き人形が写り込んだのか。それとも別の人形霊なのかは不明だ。
 この写真が撮影されてから、中村には多くの仕事が舞い込んでいる。1月28日から4週間、放送された「しょこリータ」の「ホラリータナイト」では、中山一郎や平山夢明などの著名人と共に怪談を語り見事、中川翔子から最優秀賞をいただいている。以上のことからも悪い霊体ではないと思えるのだが、今後が心配だ。

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