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「黒人差別」批判受け、グッチが黒いセーターの販売中止 “これが黒人を連想する?”疑問の声も

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画像はイメージです

 高級ブランド「グッチ」が販売した商品が、黒人を差別しているとしてSNS上で批判が広がったため、 7日、グッチは謝罪して販売を中止した。

 グッチが販売を取り止めたのは、女性向けのタートルネックの黒いセーター。「バラクラバ・ジャンパー」と名づけられたこの商品は、口元まで覆うことができ、口を出すための穴は、赤くふちどられている。グッチが今シーズンの冬物として販売していた。

 この商品を見た外国人女性が写真と批判のコメントをツイッターに投稿。これが、黒人の身体的特徴を差別的に表現しているとネット上で物議を醸した。

 グッチはツイッター上で声明を出し、「我々は多様性は尊重されるべき基本的な価値観だと考えている」と強調、この製品の販売を中止して店頭やオンラインストアから撤去したと発表。今回の出来事を「今後への教訓としたいと考えております」と続けている。

 今回の騒動を受けて、日本のネットでも様々な意見が飛び交った。「これを見て黒人を連想する方が差別的発想じゃねえのか」「ほんの極一部の声の大きいもののせいで世の中息苦しいな」「本当に黒人が抗議したの?」「黒着られないな」「黒けりゃ差別なの? 肌の色はアイデンティティじゃないの」「唇部分がなかったらよかったのに」と“差別”に疑問を持つ声が多く集まった。

 ここ数か月間、イタリアの高級ブランドでは「差別的」との理由で問題になるケースが相次いでいる。昨年11月に中国で「ドルチェ&ガッバーナ」(D&G)の広告動画で中国人モデルが箸を使ってピザを食べる広告動画が差別的と非難を受け、上海で予定されていたファッションショーが中止となったり、同12月には「プラダ」が販売した黒い色で唇が分厚いサルに似た キャラクター製品に対して「黒人への侮辱だ」という批判が広がり、プラダは販売中止に追い込まれている。度重なる差別批判による炎上で、ファッション業界も戦々恐々としている。

 差別に対して敏感になっている高級ブランド業界、今後も炎上騒動が続くのか、動向に注目が集まるところだ。

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