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清宮幸太郎 一軍昇格でも「守るポジションがない」

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提供:週刊実話

 北海道日本ハムの清宮幸太郎(19)が5月24日からの3連戦中にも一軍に昇格する見込みだ。吉村GMが札幌ドームでの戦いの後「(昇格は)短いスパンで見ている。最短で24日」と説明した。

 清宮は、3月に右手の有鉤骨を骨折し、二軍での調整が続いていたが実戦復帰を果たした。

 「痛みの再発もありませんでした。バットを振って、実戦のボールを打ち返して大丈夫だったので、首脳陣もひと安心でしょう」(スポーツ紙記者)

 復帰戦となった5月14日は2打数無安打だったが、翌15日には2打数1安打で、清宮は一塁ベース上で安堵の表情を見せた。

 当初の予定より早い復帰となったが、荒木大輔二軍監督は、2カ月以上のブランクを本人がプレッシャーに感じぬよう、慎重に接しているようだ。

 「ピッチャーの生きたボールを打ったのは、怪我をした3月5日以来のこと。荒木二軍監督は、本来のスイングができていないことを嘆いていましたが、愛のムチでしょう」(同)

 ところが、気になる情報もある。
「清宮の故障個所は骨折した有鉤骨だけではない。右肘にも痛みを抱えている」(球界関係者)というのだ。

 「清宮はスローイング時に変なクセがあって、プロ入り早々に矯正されました。しかし、ケガが多い清宮は練習が別メニューになりがちで、すぐ悪い投げ方に戻ってしまう。右肘が痛いのは、その影響です」(同)

 一軍は首位ソフトバンクを僅差で猛追しているが、今季は本塁打不足の傾向にある。このため、「清宮の早期昇格」を期待する声もあるが、“守るポジションがない”という問題も。

「一塁守備で中田翔とカブる清宮は、昨シーズン途中から左翼にも挑戦していますが、右肘の状態がよくないとなれば、それこそ大ケガにもつながりかねない。栗山英樹監督が『DH専門の選手は作らない』と公言している以上、レギュラーポジションも自ら勝ち取るしかないんです」(前出・スポーツ紙記者)

 同い年のヤクルト村上宗隆は、すでに10本塁打と頭角を現している。
「ドラフト当時は清宮の陰に隠れていたが、今は完全に立場が逆転した」(同)

 5月25日は清宮の20歳の誕生日で、24日からの西武3連戦で再出発する可能性を示唆されている。果たして天才復活なるか?

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