NHKのノーベル賞解説者に“女性蔑視”とクレーム? Vチューバー「キズナアイ」の是非

社会 2018年10月05日 06時10分

 NHKの特設サイト「ノーベル賞まるわかり授業」の解説として採用された、バーチャルユーチューバー「キズナアイ」の存在がネット上で波紋を広げている。

 2016年11月からユーチューブ上で活動しているキズナアイ。国内外から人気を博しているが、今回、NHKの特設サイト内では、動画と文章でキズナアイは専門家とともにノーベル賞について分かりやすく解説。若者向けに分かりやすく説明しており、評判を呼んでいる。

 そんな中、この起用について2日に弁護士の太田啓子氏がツイッターで「NHKノーベル賞解説サイトでこのイラストを使う感覚を疑う」とツイート。「女性の体はしばしばこの社会では性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるがよりによってNHKのサイトでやめて(原文ママ)」とつづっていた。さらに、武蔵大学教授の千田有紀氏もニュースサイト上で、キズナアイの起用に疑問を呈す趣旨の文章を投稿。その起用の是非が問われる事態になっている。

 しかし、これらの疑問に対し、ネット上では批判の声が噴出。「キズナアイは男性向けのキャラじゃない。女性ファンもたくさんいる」「キズナアイを好きな世代にノーベル賞への興味を持たせるという意図は理解できないのか?」「これがアウトなら女の子の絵を描くこと自体をアウトにしなくちゃだよね」という声が多く上がり、キズナアイ擁護派の声が大きくなっている。

 さらに、キズナアイのキャラクターデザインを務めた森倉円氏は女性ということもあり、「そもそもキズナアイは“性的に強調されたキャラクター”ではない」といった指摘や、「キズナアイというキャラはリアル芸能界で言うときゃりーぱみゅぱみゅ先生くらいの立ち位置にいるキャラクター」で、2次元キャラを十把ひとからげにして批判する流れに異を唱えるネットユーザーも多くいる。

 しかし、キズナアイに対し、「胸のラインが強調され、男性向けのキャラであることは明らか」「萌え絵ではなく汎用的なイラストでも今回は問題だったと思う」という声もあり、議論はいまだ広がりを見せている状態。果たしてNHK側が何らかの対応をすることはあるのだろうか。注目が集まる。

記事内の引用について
太田啓子公式ツイッターより https://twitter.com/katepanda2

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