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小泉進次郎議員らが「落語議連」を旗揚げした狙いとは?

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提供:週刊実話

 落語文化のさらなる発展に寄与しようと、与野党の超党派の国会議員による「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」(落語議連)が昨年11月に設立され、去る6月14日には国会内で設立総会が開かれた。

 「小泉進次郎衆議院議員ら自民党の有志で設立した『議連』が超党派に発展し、14日は自民、公明、立憲民主、国民民主、日本維新の会、共産党、社民党の他、無所属の議員も集まりました。会長には遠藤利明元五輪相が就任しており、この日のあいさつで、『オチは師匠たちに任せて、われわれは(選挙に)オチないようにしましょう』と笑わせていました」(政治記者)

 昨年11月に落語好きの小泉議員の呼び掛けに応じたのは、遠藤議員の他、松本剛明、河村建夫、塩谷立、渡海紀三朗、林幹雄、馳浩、下村博文、松野博一、宮内秀樹の衆議院議員11名だった。

 「このうち河村、塩谷、渡海、馳、下村、松野の各氏は、伝統芸能を管轄する文部科学相経験者で、会長の遠藤氏は文科副大臣を務めています。が、政界も超党派なら落語界も同様で、柳家さん喬(落語協会)、このたび、長い春に終止符を打った春風亭昇太(落語芸術協会)、立川談四楼(落語立川流)、三遊亭円楽(円楽一門会)、そして桂米團治(上方落語協会)の各師匠が勢ぞろいしたことです。5つの協会からそうそうたる顔ぶれが一同にそろうのは壮観そのものですよ。なお宮内秀樹議員は青山学院大落語研究会OBで、円楽師匠の後輩にあたるため、円楽師匠はわざと先輩風を吹かし、周囲を笑わせていました」(同・記者)

 過去には落語家出身の政治家も出ており、故・立川談志師匠が1971年から1977年まで参議院議員を務めている。談志師匠の選挙応援に、当時、東京の落語界で「(若手)四天王」と称された談志、古今亭志ん朝、五代目三遊亭円楽、月の家円鏡(後の橘家圓蔵=4人とも故人)が応援に駆け付けたが、
「円鏡師匠が『円鏡です。円鏡です』と名前の連呼ばかりするもんだから『円鏡』にかなりの票が入ったと談志師匠がこぼしていました(笑)」(シナリオライター)

 師匠たちは個別政党に肩入れできないが、参院選では何らかの“ひねり”を入れたアクションを起こすかもしれない。

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