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月9ヒロインで役者デビューの“藤原さくら”に「もったいない」の声

 いきなり月9のヒロインとして役者デビューを果たしたシンガーソングライターの藤原さくら。視聴率が低迷したが、事務所としては強化選手の貴重な新人だ。ただ、あまりに猛烈なプッシュに周囲からはもったいないという声も出始めている。

 同じ事務所の福山雅治が主演のドラマにいきなり抜擢された藤原だったが、視聴率は月9史上最低という不名誉なもので終わってしまった。主題歌となった藤原の歌うファーストシングル「Soup」も同様に伸び悩み。「新人アーティストという点から見れば十分な売り上げともいえなくもないし、失敗というほどではないが、福山主演の月9の主題歌という観点からだと物足りないかな」とはあるレコード会社関係者。

 ただ、音楽家としての評価は高いのは確か。「父親がプロのベーシストで、その影響で音楽を始めたそうですが、ギターの弾き語りも出来るし、高音域の発声もきれい。一部で『和製ノラ・ジョーンズ』とも言われていますが、歌声に聞き入ってしまうくらい実力のある歌手」とはあるテレビ局関係者。

 だからこそ「もったいない」というのだ。というのも、「月9でもそうでしたが、いまでも藤原が歌番組に出る時には、テレビ局の幹部連中から、代理店のお偉いさんまで、とにかく藤原の周囲は人だかりになるんです。事務所がそれほど藤原に力を入れている、推しているんだなっていうのがよくわかるんです。ただ、ちょっと前にも『ゴリ推し』と散々に叩かれた若手女優がいましたが、いまの視聴者は結構、事務所のパワーで無理やり売り出しにかかっている人を毛嫌いする傾向にある。あまりに事務所のゴリ押し感が強すぎて、せっかくの実力が正当に評価されてないんじゃないかと思ってしまう」と同関係者は言う。

 月9ヒロインで役者デビューというのがなければ違っていたのかもしれない。後戻りは出来ないが、もう一度、藤原の実力を見直してもいいのかもしれない。

*画像 藤原さくらFacebookオフィシャル

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