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東京電力が「福島第一原発グッズ」の販売開始 「事故を起こした当事者が販売するのは…」と物議

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 1日、東京電力が福島第一原発の訪問者用に「記念品」の販売をスタートさせたことが判明。その方針が物議を醸している。

 河北新報が報じたところによると、東京電力が発売するのはA4サイズのクリアファイル。福島第一原発の現在の姿や、自動運転のEVバスが描かれており、価格は3枚一組で300円だという。

 東京電力は販売の経緯について、視察者や協力企業の社員から「記念品がほしい」と要望を受けており、それに応える形で作ったなどと説明しているという。なお、記念品については「福島復興への責任を果たさせてもらっている現状を踏まえ、原価相当額の販売形式とした」としている。収益どのように使うのかについては、現在のところわかっていない。

 「東京電力が福島第一原発のグッズを販売」というニュースに、ネットユーザーの評価は賛否両論。「被災者への寄付が目的ならいいのではないか」「復興や廃炉費用に充てるのなら問題ないと思う」「作業員に還元してほしい」など、好意的な意見が。

 一方で、「不謹慎」「福島の人がどう思うのか考えたことがあるのか?」「事故を起こした当事者が販売するのは違和感がある」「どういう神経をしているのか」「収益を何に使うか教えてほしい」という批判的な声も出た。

 現状、賛否両論の「福島第一原発グッズ」。クリアファイルは第一弾との情報があり、今後新たなグッズが出る可能性もあるとのこと。「どう思うか」は人それぞれだが、「事故を後世に語り継ぐ」という観点から「是」とする意見もあれば、日本はおろか世界を震撼させた事故だけに、否定的な意見を持つ人が出てくることも、当然のことだろう。

 ともかく、東京電力は「福島第一原発グッズ」を売っていく方針のようだ。

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