そもそも「バス旅」の前身は、2017年1月に終了した人気番組『ローカル路線バス乗り継ぎ旅』だ。同番組は太川・蛭子コンビで常に10%以上の視聴率をキープする人気番組だったが、当時69歳だった蛭子が「この年になって3泊4日のバス旅はつらい」と申し出たことで番組は打ち切りになる。
2人に代わり、俳優・田中要次と芥川賞作家の羽田圭介のコンビで『ローカル路線バス乗り継ぎ旅Z』をスタートさせるが不評。太川・蛭子の名コンビの復活待望論が上がった。
「そして、1万円までタクシー利用可など、高齢の蛭子の体力を考慮した新ルールを適用して、今年5月に『太川蛭子の旅バラ』内の企画として復活しました。しかし、初回の平均視聴率は5.2%と前作の半分だったのです」(番組制作会社関係者)
2回目の平均視聴率は3.8%、3回目は2.9%と悲惨な数字だった。
「10月30日に放送された回では、蛭子は『歩くのだけはね、涙がポロポロ』と、体力が限界だったことを明かしました。テレ東はいつまでたっても視聴率が上がらないこともあって、番組の打ち切りを決めたのです」(広告代理店関係者)
ところが、その日の放送は、皮肉にもコンビ復活後、最高視聴率となる8.1%を記録。その理由が、マドンナ(女性ゲスト)として出演した宇垣美里だった。
「番組では太川がリーダーシップを取っていて、これまでのマドンナたちは太川の言いなりだった。宇垣は自分の意見を言い、太川とぶつかり合う。そのバトルが好評だったようです」(前出の番組制作会社関係者)
視聴者からはバス旅を「太川と宇垣美里のコンビで復活させてほしい」という声が上がっている。
果たして“待望コンビ”は誕生するのか?