松坂大輔「最短のKO」の裏でチラつくアメリカ永住権

スポーツ 2019年07月30日 17時30分

松坂大輔「最短のKO」の裏でチラつくアメリカ永住権松坂大輔

 今季2度目の登板は、ファンの期待を大きく裏切る結果となってしまった。

 去る7月27日、中日・松坂大輔(38)がDeNA戦に先発したが、1アウトしか奪えずに、8失点と大炎上してしまった。プロ最短KOとなり、即刻二軍落ちが通達された。

 「松坂は前回登板(7月16日)の後、登録を抹消され、二軍で調整していました。休養タップリで登板したはず。与田(剛=53)監督は多くを語ろうとしませんでしたが、『何をやってたんだ!?』と松坂に怒っていたはずです」(スポーツ紙記者)

 全体にボールが高めに浮き、DeNA打線がいとも簡単に打ち返していたような印象を受けた。中日関係者は今回の8失点KOについて、「走り込み不足」と指摘していたが、ふに落ちない点がいくつかある。

 松坂の練習が明らかに不足しているのなら、それを叱り、ハードワークをやらせるのも首脳陣の役目では? 経験豊富なベテランだが、「扱いにくい性格」ではない。また、叱られてブンとむくれるタイプでもないはずだ。

 「厳しいことを言うようだけど、限界ということでしょう。ハードな走り込みをさせたら、登板する前にバテてしまうと判断し、マイペース調整を許していたんでしょう」(球界関係者)

 おそらく、もう一度チャンスは与えられるだろう。ただ、松坂のハングリー精神を疑問視する声も聞かれた。

 「今年2月、松坂は一時渡米しています。ファンと接触し右肩を痛めたと告白する前ですよ」(前出・同)

 その一時渡米の目的は、アメリカ永住権を取得するためだった。2007年にレッドソックスと契約した当初から取得に向けて動いていたらしく、ようやくその目処がついたのだという。

 「この手続きによって、松坂自身の引退後、そして夫人の米生活が保証されました」(前出・同)

 松坂に限らず、日本人メジャーリーカーは「アーティストビザ」と呼ばれるものを取得する。その名の通り、芸能、科学、スポーツ、音楽、映像など特殊技術や才能のある外国人に対し、アメリカが発行するもの。松坂とその家族は、福岡ソフトバンクに帰還する15年までそのビザで生活をしていた。

 現在、松坂は夫人と3人の子どもをアメリカに残し、単身赴任で日本生活を送っていることはすでに報じられている。しかし、それだけではないのだ。米国で生まれた松坂の2人の子どもは米国籍を持っているが、夫婦と第一子は持っていない。そのため、夫婦と第一子はビザを定期的に更新する必要がある。一家そろって、アメリカで生活できる環境を整えたのが2月の一時帰国だった。

 「アメリカ永住権を得て、松坂の生活が大きく変わることはありませんでした。しかし、米国内でのビジネスが可能となり、資産運用でもアメリカ人と同じようにいろいろなことができるようになりました。引退後の生活で困ることなんか、ひとつもありません」(特派記者)

 松坂の現役にこだわる気持ちは、単に野球への思いだけ。「生活がかかっている」という必死さを疑う声があるのはそのためだろう。ただ、今回のKOはあまりにもヒドすぎだ。必死さを見せなければ、永住権に関するイヤミも浴びせられるだろう。(スポーツライター・飯山満)

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