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地方に根ざしたAKB48・チーム8に注目

 AKB48グループは、秋葉原を拠点に活動する基幹グループであるAKB48、名古屋・栄を拠点にダンスを売りにするSKE48、大阪・難波を拠点にバラエティ豊かなタレント集団を抱えるNMB48、そして福岡・博多を拠点に指原莉乃が率いるHKT48。さらに今年は北原里英がキャプテンとなり、 日本海側ではじめてのグループとなるNGT48が誕生する。各グループともそれぞれの個性を発揮する中、今後のAKB48の新たな軸になるのではと注目を集めているのが、AKB48のチーム8だ。

 チーム8は、これまでのAKB48のチームとは全く異なり、メンバーの方から全国各地のファンのところに「会いに行くアイドル」がコンセプトとして、全国で一斉に開催されたオーディションによって47都道府県から1人ずつ代表が選ばれた。トヨタ自動車が活動全体を全面サポートしており、AKB48の正式チームを企業がサポートすることは、チーム8が初めての試みとなっている。そんなチーム8は、コンセプト通り、地方での活動を小まめに実施している。

 彼女たちに、AKB48のファンの注目が集まったのは、ネ申テレビ(ファミリー劇場)で放送された同グループの合宿企画。ボイストレーニング、ダンス、MCと分野別の講師から、厳しい指導が行われ、やる気のないと見られたメンバーや、練習についていくことができないメンバーは講師陣から、容赦なく厳しい言葉を浴びせられた。さらに、レッスン場から退席させられるものも少なくなかった。そんなサバイバル合宿から選抜されたメンバーがAKB48の東京ドーム公演で「10年桜」を熱唱し、「達成感がありました」「楽しかったです」との感想を述べるも、見学していたボイストレーニングの講師・菅井秀憲氏からは、「みんなの見せてもらって、決してよくはない。別に歌も全然ひびかないし、踊りも一生懸やっているけど雑ですよね」と厳しい指摘を受ける。しかし、それでも、がむしゃらにくらいついていこうとするメンバーに、「階段をかけあがっていた時の昔のAKBを見ているようだ」とファンからは、高く評価された。

 また、最近ではバラエティ番組に慣れているメンバーが多い。しかし、あくまでがむしゃらなチーム8は、バラエティのお決まりの法則とは無縁である。アイドルがバンジージャンプに挑む場合、嫌がる姿が番組的にオイシイと考えられているのが一般的だが、チーム8は違った。10人がバンジージャンプに挑戦し、もっともはやかったのが佐藤栞で3秒、もっとも時間のかかった大西桃香、中野郁海、山本亜依の3人も9秒で成功している。バラエティのお約束をも考えないがむしゃらさがチーム8にはある。

 さらに、そんなチーム8のメンバーには活動拠点とするそれぞれの地方でも仕事が舞い込んでいる。鳥取県の中野郁美が「とっとりふるさと大使」、群馬県の清水麻璃亜が「ぐんま観光特使」、栃木県の本田仁美が「とちぎ未来大使」に就任。北海道の坂口渚沙は地元で「なぎさちゃんのミライ!トライ!ティービー」という番組を担当している。

 今後、AKB48のさらなる起爆剤にチーム8がなることができるのか。まずは、今年開催される総選挙でのチーム8のからランクインするメンバーがいるのか、注目したい。

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