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知らないと恐ろしい神社のしきたり ★はるか縄文の昔にさかのぼる神社のルーツ

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提供:週刊実話

 社昨今は「寺社ブーム」であるという。とりわけ女性に「和モノ」が人気となっており、神社に詣で、御朱印をもらい、かわいいお守りを買い集めて、なんだかスタンプラリーのように楽しんでいる人も多い。「寺社ガール」と呼ぶのだそうだ。

 歴史ある社を訪ね、日本の伝統に触れる。けっこうなことではあると思うのだが、レジャーのひとつとして神社を巡る女子たちは、そこが実は神聖な「霊域」であり、さまざまなタブーや因習に満ちた場所であることを、果たしてどこまで知っているのだろうか。

 例えば鳥居をくぐり、参道を歩くときには、なるべく端を通行しなくてはならない。参道の真ん中は「正中」と呼ばれ、神が通る空間といわれているからだ。正中を歩けば神の通行を邪魔することになり、祟りがあるという。

 続いて拝殿での参拝の前には、手水舎(ちょうずや)で手や口をすすぐことがしきたりとされているが、これは略式なのである。かつては神社に相対する前に、河や海で身を清めて、ときには滝に打たれ、禊(みそぎ)をしていたといわれる。参拝とはそれほど神聖で厳かなものだった。いまでも手水舎に寄らず拝殿に赴くことは、穢けがれた身のままで神の前に立つ、きわめて危険な行為と考えられているのだ。

 こうしたルールの数々は長い歴史をかけてつくられてきた。神社のルーツは、はるか縄文の昔にさかのぼるといわれるが、はっきりしたはわかっていない。本人「寺社ブーム」の裏には金をめぐる暗闘が…古式ゆかしい神域には、どんなルーツがは、はるか縄文の昔にさかのぼるといわれるが、はっきりしたことはわかっていない。日本人が文明生活をはじめた頃にはすでに「原始神社」ともいうべき存在があったともいわれる。

 その当時の神社には、建物はなかったそうだ。人の力の及ばぬ山そのものを神と見立て、崇めていたのだ。あるいは巨石や巨木、滝などにも神を認め、その前に簡素な祭壇を建てたり、あるいは縄を巻いたりして(注連縄〈しめなわ〉の発祥である)、信仰の対象としてきた。ここで巫女たちが神を自らの身に降ろし、その意思を民に伝える儀式をしていた……きわめてプリミティブな原始宗教の姿が、神社の起こりだという。この儀式の際には、巫女が唾液を咀嚼して発酵させてつくったという日本最古の酒「口噛み酒」や、大麻、あるいはセックスをトリガーとしてトリップし、神を憑依させたといわれている。

 こうした密教的、原始的な性格をいまにいたるまで神社は受け継いでいる。例えば奈良県の大神(おおみわ)神社には現在も本殿がなく、鳥居の向こうに仰ぎ見る三輪山がご神体だ。三輪山は近年まで立ち入り禁止の禁足地だったし、いまでも撮影は厳禁だ。

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